父親の産後うつは11.0%。母親とほぼ同じでした|リスク要因と、崩れる前のサイン

メンタル

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🎯 この記事はこんな方におすすめです。
  • 子どもが生まれてから、なんとなく調子が戻らない方
  • 「妻のほうが大変だから」と言い出せずにいる方
  • 夜中に目が覚める、通勤中に動悸がする、という方
  • 父親の産後うつについて、根拠のある数字を知りたい方
  • パートナーの様子が心配で、自分も限界に近い方

🐾 妻を助けるつもりで転職して、わたしが倒れました

単身赴任をしていたころ、

電話ごしの妻の様子が、どうもおかしいと感じていました。

産後うつかもしれない。

そう思って、急いで転職活動を始めました。家族のいる街に戻るためです。

 

3月に新しい会社へ移りました。

単身赴任は終わりました。

そして4月、妻が育休から復帰し、同じ月に息子の保育園入園が重なりました。

ここから、坂を転げ落ちるように悪くなっていきます。

新しい職場では、厳しい言動と扱いを受けました。

仕事の中身も淡々としていて、お客さんへの無理な要求と、ややこしい調整ばかり。

教え方も雑で、正直、退屈でした。

家に帰れば、妻はめちゃくちゃ不機嫌でした。

息子も慣れない環境で爆泣きしています。

 

今になれば分かります。

妻だって、復帰と保育園と生活の変化を一度に背負っていたんです。

あの不機嫌には理由がありました。

でも当時のわたしには、そこまで見る余裕がありませんでした。

 

職場にも、家にも、心が休まる場所がありませんでした。

 

ゴールデンウィークが明けたころ、限界がきました。

そして、休職しました。

妻の産後うつを疑って動いた結果、倒れたのはわたしのほうでした。

🐾 父親11.0%、母親10.8%。ほとんど同じでした

休職しているあいだ、わたしは図書館に通い詰めました。

産後うつのことを、ちゃんと知りたかったからです。

なるほど、そういうことだったのか。読みながら、何度もそう思いました。

そのとき知った数字を、ここで共有させてください。

 

国立成育医療研究センターの竹原健二さんたちが、

厚生労働省の「国民生活基礎調査」を使って調べた研究があります。

対象は、生後1歳未満の子どもがいる二人親世帯、3,514世帯です。

結果はこうでした。

  • 父親 11.0%母親 10.8% ← ほぼ同水準
  • 夫婦のどちらかがリスクあり 15.1%
  • 夫婦が同時期にリスクあり 3.4%(およそ30世帯に1つ)
  • より重い状態(K6で13点以上)は父親3.7%/母親3.5%

 

父親と母親が、ほとんど同じなんです。

国際的なメタ解析でも、

妊娠期から産後1年の父親の産前・産後うつは8.4%と報告されています。

日本だけの話ではありません。

 

ただし、ここは正確に書いておきます。

この判定に使われているK6という指標は、スクリーニングであって診断ではありません。

9点以上だからうつ病、という意味ではないんです。

わたしも医師ではないので、そこは断定しません。

それでも、この数字には意味があると思っています。

「父親はしんどくならない」という前提が、統計の上では成り立っていない。

それだけは、はっきり言えます。

 

もし今、夜中に何度も目が覚めているなら。

音と光を遮るだけで、眠りの深さは変わります。安いものでいいので、まず試してみてください。


泣き声で起きてしまうのがつらい時期は、耳栓を併用するという手もあります。

交代で休むための道具だと考えると、罪悪感が減ります。


🐾「1年を乗り切れば終わり」ではありませんでした

同じ研究に、もうひとつ気になるデータがありました。

父親のリスクを、子どもの月齢ごとに分けたものです。

  • 生後3ヶ月未満 10.4%
  • 3〜6ヶ月 11.0%
  • 6〜9ヶ月 11.1%
  • 9〜12ヶ月 11.2%

 

ほとんど動きません。

論文にも「特に頻度が高くなる時期は観察されなかった」と書かれています。

 

つまり

「最初の3ヶ月さえ乗り切れば」という考え方が、データの上では成り立っていない

ということです。1年を通して、ずっと11%前後で推移している。

そしてわたしの場合は、もっと先でした。

倒れたのは、産後1年が終わったあとです。

妻の育休復帰と、息子の保育園入園が重なったタイミングでした。

この研究が測っているのは産後1年までなので、わたしのケースはそもそも範囲の外です。

 

でも、だからこそ言えることがあります。

山は1年で終わりません。

復帰、入園、転職、転勤。

生活が変わるたびに、次の山が来ます。

1年を無事に越えたから大丈夫、という保証はどこにもありませんでした。

少なくとも、わたしにはありませんでした。

 

子どもの泣き声そのものを消すことはできませんが、

音の輪郭をぼかすことはできます。夫婦で交代して眠るときに使いました。



お風呂を「浸かる時間」に戻すのも効きました。

シャワーで済ませていた時期は、体が固まったままでした。



🐾 リスク要因は、長時間労働と睡眠不足でした

この研究では、どんな要因がリスクを高めるのかも分析されています。

父親の場合、示唆されたのはこの3つでした。

  • 長時間労働
  • 睡眠不足
  • 世帯支出が多いこと

 

さらに、夫婦が同時期にリスクありと判定される世帯の要因には、

父親の長時間労働と母親の睡眠不足、

そして子どもの月齢が6〜12ヶ月であることが挙がっていました。

 

性格でも、気合いでも、覚悟でもありません。

働く時間と、眠る時間です。

これを読んだとき、自分の話だと思いました。

単身赴任中のわたしは、むしろ健康でした

意外に思われるかもしれませんが、

単身赴任をしていた時期のわたしは、体調がよかったんです。

ひとり暮らしで、お金もないので出歩きませんでした。

夜は家の周りを走っていました。

しっかり眠れていました。

家族と離れているという後ろめたさはありましたが、生活そのものは整っていたんです。

崩れたのは、家族と一緒に暮らし始めてからでした。

これは「家族と暮らすと悪くなる」という話ではありません。

環境が一度に変わったとき、眠りと休息が真っ先に削られるという話です。

休職して、最初にやったのは眠ることでした

休職してから、わたしは心療内科に通いました。

そのうえで、まず何より十分な睡眠をとることを第一に考えました。

治し方を知っていたわけではありません。

ほかにできることが思いつかなかった、というのが正直なところです。

でも後から研究を読んで、リスク要因のひとつが睡眠不足だと知りました。

手探りでやったことと、データが指していた方向が、たまたま同じでした。

だからこの記事で、いちばん強く書きたいのはそこです。

みなさん、眠ってください。

 

いきなり大きな買い物をする必要はありません。

個包装のものを何日か試して、湯船に浸かる習慣が戻るかどうかを見るくらいで十分です。



頭の中がぐるぐるして止まらないときは、書き出すと少し外に出ます。

わたしは休職中、読んだことや考えたことをひたすらノートに書いていました。



🐾 まとめ:まず眠ってください。それでもだめなら相談を

最後に、わたしに出ていたサインを書いておきます。

診断ではありません。

ただ、後から振り返ると「あれがそうだった」と思えるものです。

崩れる前に出ていたサイン

  • ネガティブなことばかりが頭に浮かぶ
  • 気持ちを切り替えようとYouTubeを見ても、まったく外に目が向かない
  • 仕事のこと、特に人間関係が頭から離れない

悪化してから出た症状

  • 眠っている途中で目が覚める
  • 通勤の車の中で激しい動悸。運転もままならないときがあった
  • 息苦しさ。仕事中もはぁはぁしていたと思う
  • とにかく憂鬱だった

 

気持ちの問題だと思っていました。

でも動悸と息苦しさが出た時点で、もう体に出ていたわけです。

 

今日できることを、3つだけ書きます。

  1. 上のサインに当てはまるか、いま確認する。
    1つでも当てはまるなら、気のせいにしないでください
  2. 今週、睡眠を最優先にする。
    夫婦で交代制にする、耳栓を使う、寝室を分ける。手段は何でも構いません。
  3. それでも変わらなければ、相談する。
    下の窓口か、かかりつけ医か、心療内科へ

相談できるところ

  • こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(厚生労働省)
    かけた場所の公的な相談機関につながります。
    無料です。対応の曜日と時間は都道府県によって違います。
  • お住まいの自治体の保健センター
    産後ケア事業の窓口でもあります。
  • かかりつけ医、心療内科、精神科
    わたしは心療内科に通いました。

 

言葉にならないときは、カードを使うのも手です。

夫婦で気持ちを共有するきっかけになります。



子どもと一緒に使えるタイプもあります。

うちは「今どの顔?」と聞くところから始めました。

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父親の11.0%という数字は、100人いれば11人ということです。

職場のフロアを見渡せば、たぶん何人かいます。

でも誰も言いません。わたしも言えませんでした。

発信を続けていると、同じように悩んでいる方から

「元気をもらった」というメッセージをいただくことがあります。

何度もありました。

そのたびに思います。隠さなくてよかったと。

だからわたしは、うつのことも包み隠さず書いていきます。

かっこ悪いままで構いません。

あのとき、誰かのこういう文章を読みたかったからです。

3行でいいので、その日あったことを書き残してみてください。あとで自分の変化に気づけます。



光と音を同時に遮れるタイプなら、昼寝にも使えます。まとまって眠れない時期の味方になります。




 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、

評価していただけるととても励みになります☆

「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ

あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .

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