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🎯 この記事はこんな方におすすめです。
- 来年、お子さんが小学校に入学する共働きの方
- 「学童に入れなかったらどうしよう」と不安になっている方
- 「小1の壁」という言葉は知っているが、中身がよく分からない方
- まだ子どもが小さいけれど、先回りして備えておきたい方
- 働き方を変えるべきか迷っている、共働きのパパ
息子はまだ3歳です。保育園に通っていて、来年小学校に上がるわけでもありません。
それなのに、ここ最近ずっと「学童」という言葉を調べています。
きっかけは、サロンで聞いた話でした。
小学生のお子さんがいる方から、放課後の預け先の相談を受けることがあります。そのなかで仕事を続けるのが大変になって辞めたという話も、何度か聞きました。
「小1の壁」という言葉自体は知っていました。ただ正直、まだ先の話だと思っていたんです。
調べ始めて、すぐ手が止まりました。
検索して出てくる記事の多くが「待機児童は過去最多」「3年連続で増加」と書いている。でも、こども家庭庁の最新の数字は、そうなっていなかったんです。
結論から書きます。待機児童は減っています。2年連続で。
それでも小1の壁はなくなっていません。理由は、この問題が「入れるかどうか」の話ではなかったからでした。
🐾 「学童の待機児童は過去最多」は、もう古い数字でした
こども家庭庁が2026年7月14日に公表した速報値(2026年5月1日時点)は、こうなっていました。
- 登録児童数 1,602,037人(前年比 +31,392人)
- 利用できなかった児童数=待機児童数 14,713人(前年比 −1,617人)
- 自治体が用意した「居場所」を利用した児童 3,030人
- それを差し引いた「居場所確保要支援児童数」 11,683人
つまり過去最多なのは「登録児童数」のほうで、初めて160万人を超えました。待機児童数は、2年続けて減っています。
では、なぜ「過去最多」という情報が出回っているのか。2024年5月時点の数字が引用され続けているからです。当時は18,462人で、たしかに増えていました。2年前の話です。
正直に書くと、この「5月1日時点」は1年でいちばん数字が大きくなるタイミングです。こども家庭庁自身が「年度後半にかけて登録児童数、待機児童数共に減少する傾向にある」と注記しています。
14,713人という数字ですら、年度の途中ではもっと減ります。
数字だけ見れば、状況は良くなっています。それなのに、サロンでは今も相談を受ける。ここに引っかかりました。
🐾 国は受け皿の目標を、すでに達成していました
こども家庭庁と文部科学省が出した「放課後児童対策パッケージ2026」という文書に、こう書いてありました。
令和7年5月1日時点において、放課後児童クラブの登録児童数が約157万人となり、これまで国が目標としてきた約152万人分の受け皿整備を達成しました
達成していたんです。
それでも1.4万人が入れません。だから国は、新しい目標を置き直しました。2030年頃までに、約165万人分。
理由も書いてあります。女性の正規雇用での就業率が上がり続けているから。働く家庭が増えれば、預け先の需要も増える。受け皿を増やしても、需要が追い越していきます。
もうひとつ、気になる一文がありました。
2030年頃以降については、放課後児童クラブへのニーズは全国的に減少に転じるものと見込まれ
今が需要のピークに近いんです。これから小学校に上がる子の親は、いちばん混んでいる時期に当たっています。
ちなみに「小1の壁」はSNSの俗語ではありません。この文書の書き出しに、国自身がこう書いています。
共働き家庭等が直面する「小1の壁」を打破する観点から喫緊の課題
国が公式に認めている課題です。気のせいでも、甘えでもありません。
受け皿が十分になるまで、あと数年。その間にできるのは、夫婦の勤務時間を書き出して、家族の時間割を目に見える形にしておくことくらいでした。
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🐾 同じ制度なのに、住む場所で結果がまるで違う
ここからが本題です。
待機児童14,713人を、都道府県別に見ていきます。
- 東京都 2,550人(−810)
- 埼玉県 1,370人(−311)
- 兵庫県 1,341人(−123)
- 愛知県 864人(+104)
- 千葉県 788人(−318)
- 大阪府 662人(+113)
- 福岡県 658人(+223)
首都圏は減っています。東京は810人も減っています。一方で愛知・大阪・福岡は増えています。福岡は223人増。
「全国では減少」を自分の住む場所に当てはめると、判断を間違えます。
市区町村まで下りると、差はもっと極端でした。
- 兵庫県 尼崎市 575人(+252)
- 東京都 杉並区 372人(−109)
- 東京都 葛飾区 320人(+93)
- 福岡県 久留米市 282人(+282)
- 長野県 安曇野市 169人(+169)
- 兵庫県 宝塚市 164人(−165)
- 東京都 中央区 118人(−157)
尼崎市は575人。全国でいちばん多く、しかも1年で252人増えています。
一方、札幌市は登録児童が27,854人もいるのに、待機児童は0人です。
同じ東京23区のなかでも、中央区は157人減らし、葛飾区は93人増えている。隣り合った区が、逆方向に動いています。
なぜここまで差が出るのか。答えらしきものが、同じパッケージにありました。場所の確保について、国はここまで求めています。
- 学校の余裕教室を活用する
- 余裕教室がなければ、学校の敷地内にプレハブを建てる
- それも難しければ、特別教室を時間帯で共用する(タイムシェア)
- それでもだめなら、低学年の普通教室のタイムシェアも検討することが望ましい
普通教室まで使え、と。かなり踏み込んでいます。
そして、こうも書いてありました。
自治体の福祉部局の担当職員が学校の管理職と交渉することで進めるのではなく、まずは自治体の行政組織内で協議を行い、首長、教育長等のトップレベル間で方針を決定し
学校の教室を学童に使えるかどうかは、現場の交渉では決まりません。市長と教育長が動くかどうかで決まります。
これを自治体の怠慢だとは思いません。財源も組織の事情も、街ごとに違います。ただ、結果として住む場所で差が出ているのは事実です。
自治体から届く申込書類は期限つきです。学校のプリントと混ざると、まず見失います。
学童に入れず別の預け先になれば、行き先そのものが変わります。移動を把握できると安心です。
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🐾 壁の正体は「入れるか」じゃなく、「何時に閉まるか」でした
いちばん腹落ちしたのが、ここです。
いま、わが家は延長保育を使っています。17時に仕事を切り上げて、17時半にお迎え。これが日常です。
では、小学校に上がると何が変わるのか。
閉所時刻です。
パッケージのなかに、こんな補助がありました。
18時30分以降開所している放課後児童クラブにおける賃金改善の実施に対する費用補助
裏を返すと、18時30分より前に閉まるクラブがあるということです。国がわざわざ線を引いて補助を付けるくらいには、珍しくありません。
保育園は19時前後まで開いていて、延長もあります。そこから急に、18時に閉まる世界へ移ります。
学童に入れたとしても、これは解決しません。
もうひとつ、意外だったことがあります。
学童によって、中身がまったく違うんです。
宿題を見てくれるところがあります。夏休みの宿題を一緒にやってくれるところもあります。その一方で、遊ばせているだけのところもあります。同じ「学童」という名前なのに。
なぜ差が出るのか。国の「放課後児童クラブ運営指針」に理由がありました。原文はこうです。
こどもが宿題、自習等の学習活動を自主的に行える環境を整え、必要な援助を行う。
「環境を整え」までなんです。宿題を教えることも、丸をつけることも、求められていません。
だから手厚いクラブも、場所を用意するだけのクラブも、どちらも指針には違反していません。
これは職員の方を責める話ではありません。人手も予算も限られています。ただ、「学童に入れれば宿題は終わってくる」という前提で働き方を組むと、確実にズレます。
長期休暇もあります。夏休みは給食がないので、毎朝お弁当が要ります。朝の時間が40日間増えます。
この時期の過ごし方については、以前くわしく書きました。あわせてどうぞ。

急な呼び出しが減るわけでもありません。預け先を複線化する話は、こちらに書いています。

閉所時刻が問題なら、子ども自身が時計を読めることが前提になります。3歳のうちからではありませんが、いずれ必要です。
「自主的に行える環境を整え」は、家でも同じでした。残り時間が目で見えると、声をかける回数が減ります。
閉所後に一人で家にいる時間ができたとき、顔を見て話せる手段があると、親のほうが落ち着きます。
🐾 まとめ:3歳のうちから、パパができる3つの備え
わたしはこれまでに2回、転職しています。
1回目は、単身赴任をやめるためでした。マイホームを契約した翌月に転勤が決まり、家族と離れて暮らしていた時期があります。
2回目の目先の目標は、もっと具体的です。保育園に、毎日自分で送り迎えをすること。
その先にあるのは、子どもが困ったときに相談に乗れる距離にいることと、家に親がいるという安心感です。
まあ、鬱陶しがられたらコワーキングにでも行って働きます。
誰もが転職できるわけではありません。これは正解ではなく、わたしが選んだ一つの形です。
そのうえで、今日からできることを3つに絞ります。
- 自分の市区町村名+「放課後児童クラブ」で検索する。見るのは待機児童数より先に、閉所時刻です。何時までかで、働き方の設計が変わります
- 12月下旬に出る次の数字を待つ。こども家庭庁は10月1日時点の速報値を、今年の12月下旬に公表する予定です。5月の数字より減っているはずです
- 働き方の選択肢を、入学の前年までに会社と話しておく。入学してから慌てても間に合いません
3つ目には使える制度があります。会社に相談する前に、自分の手札を知るほうが話が早いです。

時短勤務で収入が減る分をどう補うかは、こちらにまとめました。

最後に。
サロンで、仕事を辞めた方の話を聞くたびに思うことがあります。
あの人たちは、頑張らなかったわけじゃありません。制度の隙間に落ちただけです。
息子が小学校に上がるまで、あと3年あります。
3年あれば、たぶん間に合います。
そう思いながら、今日も17時半にお迎えに行きます。
18時に閉まる場所から、暗くなってから帰る日が来ます。冬は17時前に暗くなります。光るものは早めに用意します。
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かぶるだけのタイプなら、本人が面倒がりません。
家の鍵を自分で開ける日も来ます。ランドセルに付けたまま使えるものが現実的でした。
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最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、
評価していただけるととても励みになります☆
「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .

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