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🎯 この記事はこんな方におすすめです。
- 「NISAの売った枠がすぐ戻るようになる」と聞いて、気になっている方
- 毎月コツコツ積み立てているけれど、NISAの枠の仕組みはあいまいな方
- 値上がりした商品を、売って乗り換えようか迷っている方
- 老後にNISAをどう取り崩すか、まだイメージできていない方
- 今年の年末調整で使える控除を、取りこぼしたくない方
先日、税理士さんがYouTubeで解説している動画を見ました。
金融庁が出した「税制改正要望」で、
NISAで売った枠が、その年のうちに戻るようになるかもしれないという話です。
見ていて、まず恥ずかしくなりました。
わたしは毎月NISAで積み立てているのに、
そもそも購入額に上限があることに、ちゃんと気づいていなかったんです。
そこで金融庁の資料を読んでみると、
この改正は子育て世帯の多くには、まだほとんど関係しないことがわかりました。
でも、調べてよかったと思っています。もっと大事なことに気づけたからです。
🐾 金融庁が要望したのは「生涯枠1,800万円の当年中の復活」
「税制改正要望」とは、
各省庁が、来年度の税金のルールをこう見直してほしいと求めるものです。
要望がそのまま通るとは限りません。
金融庁は2026年8月31日、「令和9(2027)年度税制改正要望」を公表しました。
NISAについては、主に次の2つを要望しています。
- 非課税保有限度額(1,800万円)の当年中の復活
- つみたて投資枠の要件の整備(対象にするETFの要件づくり)
話題になっているのは1つ目です。
NISAには、一生のうちに非課税で持てる上限が1,800万円あります。
この上限は買った金額(簿価)で管理されています。
今のルールでは、NISAで商品を売ると、その簿価の分だけ上限が空きます。
ただし、空いた分が使えるようになるのは翌年からです。
要望は、これを売ったその年のうちに使えるようにしよう、というものです。
ただし、まだ決まった話ではありません。
資料には「継続要望」とあり、去年も同じ要望が出されましたが、
令和8年度の改正では実現しませんでした。
実現するかどうかは、年末にまとまる税制改正大綱で決まります。
🐾 年間360万円の上限は変わらない。だから大半の家庭には、まだ関係ない
ここが、ニュースの見出しだけでは伝わりにくいところです。
NISAには、生涯の上限とは別に、1年間に買える上限があります。
- つみたて投資枠:年間120万円
- 成長投資枠:年間240万円
- 合計:年間360万円
要望が通っても、この年間360万円の上限はそのままです。
売った枠が戻っても、その年に買えるのは360万円の範囲内です。
つまり、この改正が効いてくるのは、生涯の上限1,800万円を使い切りそうな人だけです。
金融庁の資料にも、年間に買える金額が360万円より少なくなる人が出てくるのは
令和11年(2029年)以降だと書かれています。
わが家の場合、わたしはつみたて投資枠で毎月10万円、
インデックス投資を積み立てています。妻も自分のNISAをやっています。
月10万円なら年間120万円です。
1,800万円に届くまでには、まだ何年もかかります。
この改正の恩恵を受けるのは、ずっと先ということになります。
自分が上限をどれくらい使っているかは、
証券会社の画面で「非課税保有限度額の利用状況」として確認できます。
簿価で管理されているので、一度メモで計算してみると、残りの枠がイメージしやすくなります。
積立日や、年末調整の書類を出す日は、家族の予定と同じカレンダーに書いておくと忘れません。
🐾 NISAの本当の強みは「増えた分も非課税で育ち続ける」こと
動画を見て、わたしがいちばん「なるほど」と思ったのは、実はこちらの話でした。
ふつう、株や投資信託で利益が出ると、約20%の税金がかかります。
NISAなら、これがかかりません。
そして大事なのは、
1,800万円は「買った金額」の上限であって、「増えた金額」の上限ではないということです。
たとえば、100万円で買った商品が200万円に増えたとします。
増えた100万円が、そのまま次の利益を生み、その利益もまた非課税で増えていきます。
増えた分が、さらに増える土台になる。いわゆる複利です。
ここで、値上がりした商品を売って乗り換えると、どうなるか。
- 売った商品が育ててきた複利の土台を手放すことになる
- 空くのは買ったときの金額(簿価)の分だけ。200万円で売っても、空く枠は100万円
- 乗り換え先は、またゼロから育て直し
つまり、膨らんだものほど、売らないほうが強い。
動画を見て、わたしはそれを改めて理解しました。
とはいえ、いつかは売る日が来ます。NISAは、使うためにあるお金だからです。
そこでわたしは、2023年までの旧NISAで、毎月少しずつ取り崩す練習をしています。
旧NISAは今のNISAとは別枠で、非課税で持てる期間のあいだは保有を続けられます。
目的は、老後に「定率」で取り崩すときの練習です。
残高の一定の割合を毎月取り崩していくと、相場が下がった月は取り崩す額も小さくなります。
実際にやってみると、取り崩した分がどう家計に入ってくるのか、
どの手続きが面倒なのかが、肌感覚でわかってきました。
売るのは「乗り換え」のためではなく、「使う」ため。
わたしはそう考えるようになりました。
取り崩した分の行き先は、ふだんの口座と分けておくと管理しやすいです。
通帳をまとめるケースがあると、家計の口座がひと目で見渡せます。
証券会社から届く取引報告書や年間取引報告書は、年ごとにファイルボックスへ。
取り崩しの記録を振り返るときにも役立ちます。
早く始めて、長く持つ。そのお金の考え方は、こちらの記事にも書いています。

🐾 子育て世帯が今年すぐ使えるのは、生命保険料控除の上乗せ
同じ金融庁の要望資料には、子育て世帯への支援という項目もありました。
こちらは、今年の年末調整から実際に使える話です。
23歳未満の扶養親族がいる場合、
令和8年分と令和9年分は、一般生命保険料控除の上限が4万円から6万円に引き上げられています。
所得税でいう扶養親族には、16歳未満の子どもも含まれます。
国税庁によると、新しい契約(平成24年以降に結んだ契約)の場合、控除額は次のとおりです。
- 年間の支払保険料が3万円以下:支払った全額
- 3万円超〜6万円以下:支払保険料×1/2+1万5,000円
- 6万円超〜12万円以下:支払保険料×1/4+3万円
- 12万円超:一律6万円
一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除の合計の上限は、
これまでどおり12万円です。金融庁は、この上乗せを恒久化するよう要望しています。
わが家の生命保険は掛け捨てのみで、貯蓄型には入っていません。
それでも、年末調整では毎年、生命保険料控除を出しています。
掛け捨ての保険でも、条件を満たせば対象になります。
控除が2万円増えると、たとえば所得税率10%の人なら、所得税が2,000円ほど軽くなります。
大きな額ではありませんが、書類に書くだけで受けられるものです。
年末調整の「保険料控除申告書」には、23歳未満の扶養親族の有無を書く欄があります。
ここを書き忘れると、上乗せが受けられません。
会社から書類が配られたら、まずこの欄を確認してください。
年末調整では、ほかにも基礎控除や配偶者控除が変わっています。
働き方の「壁」とあわせて、こちらにまとめました。

保険会社から届く控除証明書は、なくすと再発行に時間がかかります。
古い年の書類を処分するときは、個人情報ごと細かくできるシュレッダーがあると安心です。
保険証券や証券口座の大事な書類は、
火や水から守れるバッグにまとめておくと、いざというとき家族が困りません。
🐾 まとめ:枠が戻るかどうかより、売らずに持ち続けられるかどうか
「NISAの売った枠がその年に戻る」というニュースは、
1,800万円の上限に近い人のための話でした。年間360万円の上限は変わりません。
それよりも、子育て世帯にとって大事なのは、増えた分も非課税で育ち続けるという、
NISAのいちばんの強みを手放さないことだと思います。
今日のうちにできることを、3つに絞ります。
- 証券会社の画面で、非課税保有限度額の利用状況を確認する。
自分が1,800万円のどこにいるかがわかります - 値上がりした商品を売る前に、一度立ち止まる。
乗り換えではなく、使うために売るのか - 年末調整の保険料控除申告書で、23歳未満の扶養親族の欄を確認する。
今年と来年は、上乗せが受けられます
息子の分は、2027年に始まるこども支援NISAを使う予定です。

制度の全体像は、こちらでくわしく解説しています。

子どものうちから「お金が増える・減る」を体験できる遊びもあります。
3歳なら、まずはお店屋さんごっこから。
自分のお金を自分で持つ練習には、ひも付きの財布が安心です。
家族みんなで遊べるボードゲームなら、人生ゲームが入口としてちょうどいいです。
大人がお金の流れを体で覚えるなら、キャッシュフローゲームもおすすめです。
この記事は制度の仕組みを紹介するもので、特定の商品や投資方法をすすめるものではありません。投資は、ご自身の判断で行ってください。
枠が戻るかどうかより、売らずに持ち続けられるかどうか。
わたしはそっちを鍛えていきます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、
評価していただけるととても励みになります☆
「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .

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