※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。
🎯 この記事はこんな方におすすめです。
- 「キャリア・パスポート」という言葉を、はじめて聞いた方
- 子どもに「将来の夢は?」と聞いても、答えが返ってこない方
- 子どもの夢を聞いて、正直「大丈夫?」と思ってしまった方
- ゲームやYouTubeばかりで、この子の将来が心配な方
- 家庭でできるキャリア教育を知りたい方
交流会の最中、こっそりスマホで文部科学省のサイトを開いていました。
司会をしていたのにです。笑
講師役のメンバーが、さらっとこう言ったからです。
「2020年から、全国の小中高でキャリア・パスポートが導入されています」
……キャリア・パスポート?
恥ずかしながら、わたしは一度も見たことがありませんでした。
「知っている方、挙手お願いします」と聞いてみたら、手を挙げたのはほんの数人。
みんな知らない。でも、子どもたちは毎年それを書いている。
この夜のテーマは「子どもの夢ってどう育てる?」
元学校の先生、現役の小学校の先生、中学校の先生、元塾講師。
教育現場を知る人が何人も集まった、濃い1時間になりました。
🐾 キャリア・パスポートって、何?
まずは基本から。
キャリア・パスポートは、
子どもが自分の学びや生活を振り返り、
成長を自己評価して、これからの生き方を考えるための記録です。
文部科学省の方針で、
2020年4月から全国の小学校・中学校・高校で実施されています。
文科省の様式例では、シートはA4判で、1学年あたり5枚以内。
小学校入学から高校卒業まで、学年も学校も越えて持ち上がっていく前提のものです。
参加していた現役の小学校の先生が、こう説明してくれました。
保護者の方がイメージしやすいのは、
4月の授業参観で教室に貼ってある自己紹介カードみたいなものです
1学期のはじめに目標を書いて、学期末に振り返る。
運動会や野外活動などの行事ごとにも、目標と振り返りを書く。
それを1年分ストックしていく、というイメージだそうです。
では、なぜ親が知らないのか。
答えはシンプルで、家にほとんど持ち帰らないから。
中学・高校まで引き継ぐものなので、紛失が怖い。
持ち帰っても「すぐ学校に戻してください」というケースが多いそうです。
文科省の資料では、家族など大人が対話的に関わることも大切にされていて、
保護者のコメント欄がある様式もあります。
もしかしたら、記憶にないだけで、すでに書いたことがある方もいるかもしれません。
ちなみに、入試にそのまま使うものではない、とも明記されています。
評価のためじゃなく、子ども自身が成長を見つめるためのものなんですね。
学校の記録が家に戻ってこないなら、家庭版をつくってしまうのもひとつの手です。
🐾 「将来の夢」が書けない子が多い理由
講師役のメンバーは、元学校の先生です。
勤めていた学校では、毎年廊下に子どもたちの「将来の夢」が貼り出されていたそうです。
サッカー選手、野球選手、お花屋さん。
微笑ましく眺めながらも、
「知っている職業名を書いているだけの子も多いんじゃないか」と感じていた、と。
現役の小学校の先生からも、こんな話がありました。
小学生って、出会っている職業がすごく少ないんです。
知らないから出てこないし、夢を持てない子もたくさんいる
6年生の卒業文集でも、習い事をしている子は「〇〇選手」と書きやすい。
でも、そうじゃない子は手が止まる。
だからこの先生は、「将来どんな人になりたい?」という問いに変えていたそうです。
中学校の現場でも変化があるようで、
英語の発表は「憧れの人」「やりたいこと」など、
職業だけを答える形ではなくなってきたとのこと。
面白かったのは、ある中学校の取り組みです。
親の仕事を匿名で調べて、廊下に掲示する。
知っている誰かの親の仕事となると、子どもの興味がぐっと引きつけられて、
そのあとの職業調べがすごく良くなったそうです。
夢が書けないのは、子どもの意欲の問題じゃない。
選択肢に出会っていないだけなのかもしれません。
「自分のための夢」と「誰かのための夢」という2種類の夢の話は、
前回の記事「脳の黄金期は、2回ある」で詳しく書いています。

出会う職業を増やす入口は、ごっこ遊びでいいと思います。
🐾 「それは無理でしょ」と言いそうになったら
この夜、いちばん考えさせられたのがここでした。
子どもの夢や「好き」を聞いて、親が不安になる瞬間。
あるママは、お子さんが小学校低学年のころ、
親世代には聞きなじみのない表現活動の道に進みたいと言い出したそうです。
「正直、えっ大丈夫なの?と思いました」
でも周りを見ると、YouTubeで発信している子や、eスポーツですでにお金を稼いでいる子までいた。
親の価値観だけで『それは無理でしょ』と決めつけるのではなく、
受け入れていくことも大切なのかなと思うようになりました
同じママは、中学生になったお子さんのゲームについても書いてくれました。
最初は「たかがゲーム」と思っていた。
でもよく見ると、友達と協力して、ひとつの目的を達成する喜びを感じている。
小学生のころは、約束した友達が来なかったり、嫌なことを言われたりもした。
それでもお子さんは、合わない相手とは自分から距離を取っていたそうです。
ゲームの中で、約束を守る大切さや、人との距離感を経験しているんだなと思いました
一方で、こんな相談も出ました。
「息子が、女の子に人気のキャラクターの仮装をしたいと言うんです。
多様性の時代だとは思うけど、友達に何か言われないか、少しモヤッとしてしまって」
講師役のメンバーの答えは、こうでした。
まずは否定せずに見守る。
もし友達に何か言われたら、「そう思う子もいるかもしれないね」と話したうえで、
「でも、あなたが好きなものは好きでいいんだよ」と受け止める。
そして、親と同じ仕事を目指すと言われたときの迷いも。
「娘が、わたしと同じ仕事をしたいと言ってくれて。
嬉しい反面、自分がいま働き方に悩んでいるので、大変さをどこまで伝えるか迷っています」
この方は、娘さんの「人を助けたい」という思いを認めつつ、
人を助ける仕事にもいろんな種類があることを伝えていきたいと話していました。
伝えたうえで、選ぶのは子ども。それが、この夜に何度も出てきた結論でした。
ゲームを「協力の場」として見られると、親の見え方も変わります。
🐾 家庭でできるキャリア教育、5つのヒント
では、家庭で何ができるのか。
交流会で出たアイデアを5つにまとめます。
① 小さなことを「選ばせる」
今日着る服、今日のおやつ。
「どっちにする?」の2択でいい。自分で選んで、満足したり失敗したりする経験が、
「これ面白い」「これやってみたい」を見つける土壌になるそうです。
② 「好き」に、アウトプットの条件をつける
友達の影響でロシア語に興味を持った小学生がいます。
本は苦手なので、
ママは「いつものメディア時間にプラス45分、パソコンを使っていい。
ただし何かアウトプットしてね」と伝えているそうです。
すると、元中学校の英語教員のメンバーがチャットでひとこと。
「勉強は嫌いだけど、ロシア語なら宿題をやってくる生徒がいて、受け入れていました」
好きは、学びの入口になるんですよね。
③ 親子で「役割分担」して、一緒につくる
あるパパの家では、娘さんが描いた絵を、
パパがAIで画像にして、娘さんがデザインツールでセリフを入れる。
そうやって、16ページの絵本をつくっているそうです。
「大人と肩を並べたい気持ちがあるので、それを生かすのも大事かなと」
④ 親が答えを出さず、ほかの大人と考える時間をつくる
同じパパは、こんな話もしていました。
習い事の教室で「どんな自分になりたい?」と聞かれた娘さんが、最初は書けなかった。
でも先生や友達と話すうちに、自分なりに納得して絵を描いた。
「親とやると喧嘩になるので(笑)」
子ども向けのセミナーやイベントで、普段出会えない職業の話を聞くのもいい、とのことでした。
⑤ お金の話を、楽しく
小学生のお子さんが
「大きくなったら高級スポーツカーに乗りたい。ママ、1億円あったら足りる?」
そう聞かれたママは「いいね、稼ぐ力!」と応援しているそうです。
「お金に欲があるのも悪くない」。
働いてお金をもらうのは、誰かの困りごとを解決したり、喜ばせたりした対価。
この視点は、子どもの夢を考えるときにもそのまま使えます。
子どものお金の教育は、こちらの記事でも書いています。

🐾 まとめ:その子の「夢中」を、そのまま大事にする
元塾講師のメンバーが、こんな話をしてくれました。
中学生になると、夢より先に偏差値が出てくる。
「この子はこの高校でしょ」と大人が決めて、子どももそこを目指す。
そして不合格になると、「人生が終わった」くらいに泣き崩れる子がいた、と。
その先で何をしたいか。それを大人にもわかってほしい
だからこそ、時間に余裕のある小学生のうちに、
その子が夢中になれるものや、人の役に立つ喜びを一緒に探しておく。
「ありがとう」をたくさん伝えて、役に立てた経験を積ませておく。
そしてもし「なんで勉強しないといけないの?」と聞かれたら、
「あなたは、どんな夢を叶えたいの?」と対話を始めてみる。
「何のために学ぶのか」は、習い事について語り合ったこちらの記事でも考えました。

今日からできることを置いておきます。
- 子どもの学校のキャリア・パスポートについて、担任の先生に聞いてみる
- 「将来の夢は?」を「どんな人になりたい?」「いま何に夢中?」に言い換える
- 子どもの夢に不安を感じたら、否定する前に「何が楽しいの?」と聞く
- 服やおやつなど、小さなことを選ばせる回数を増やす
ちなみに3歳の息子は今、何でも「一番になりたい」時期です。
手洗いをしぶるとき、「じゃあパパが先にやっちゃおう」と言うと、すっ飛んできます。
いまはこれが、息子の夢中。立派な夢だと思うことにしました。
交流会の最後に、あるママがこう書いてくれました。
子どもの世界を認めるって、簡単なようで簡単じゃない。
だからこそ、皆さんの関わり方を聞けてよかった
本当にそうで、家族だけで子どもと一対一で向き合っていると、
どうしても自分の心配や価値観を押しつけてしまう。
こういう場で誰かの話を聞くと、一歩引いて自分を見られるんですよね。
わたしも明日から、もう少しだけ優しく、もう少しだけ関わってみます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、
評価していただけるととても励みになります☆
「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。] [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/56c19442.1a70cac6.56c19443.144b6f1a/?me_id=1387613&item_id=10000387&pc=https%3A%2F%2Faffiliate.rakuten.co.jp%2Fimg%2Fdefault_image.gif)

コメント