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🎯 この記事はこんな方におすすめです。
- 「3歳までが勝負」と聞いて、正直しんどくなっている方
- 非認知能力という言葉は知っているけど、結局何をすればいいか分からない方
- 子どもがもう小学生で、「手遅れかも」と感じている方
- 「なんで勉強しないといけないの?」と聞かれて答えに詰まった方
- 子どもの将来の夢を、どう応援していいか分からない方
以前、「3〜6歳は脳の発達の黄金期」という記事を書きました。

あれを書いたあと、少しだけ後ろめたさが残っていたんです。
だって、小学生のお子さんがいる方が読んだら「もう終わったのか」って思いますよね。
わたし自身、そう受け取られかねない書き方をしていたなと。
先日、わたしが運営に関わる子育てサロンで、
元教員のメンバーが非認知能力と脳の発達について講義をしてくれました。
そこで、思わず声が出ました。
脳が急激に発達する時期は、2回あるんだそうです。
1回目が就学前、5歳くらいまで。そして2回目が、10歳頃から10代後半まで。
つまり、チャンスは2回ある。この記事は、前回の記事の続編であり、ちょっとした訂正でもあります。
🐾 「3歳までが勝負」に、疲れていませんか
そもそも、なぜ今これだけ非認知能力が騒がれているのか。
講義ではVUCA(ブーカ)という言葉が紹介されました。
変化が激しく、先が読めず、要因が複雑に絡み合い、はっきりした正解がない時代。
内閣府もSociety 5.0という次の社会像を掲げています。
要するに、未来が予測できないから、正解を暗記する力では足りないということです。
ただ、この話には副作用があると思っていて。
「今のうちに」「幼児期が勝負」と言われすぎて、親のほうが追い詰められてしまうんですよね。
実際、サロンでもこんな声が出ました。
幼児期って本当に大事だから、幼児期が終わると手放されるんじゃないかって気になります
これ、まさにわたしがやってしまっていたことでした。
でも、黄金期が2回あるなら話は変わります。
今が1回目の途中でも、2回目の手前でも、やることはある。
そしてもうひとつ大事なのが、認知能力と非認知能力は車の両輪だということ。
どちらか一方ではなく、支え合っている。
学ぶ意欲や好奇心が、知識やスキルを身につける原動力になって、
結果として学力にもつながっていく。
実際、学校の成績の評価項目にも「学びに向かう力」が入っています。
非認知能力って、学力の反対語じゃないんですよね。土台のほうです。
ちなみに講義では、絵本の読み聞かせも脳への良い刺激として挙がっていました。
手が届くところに絵本がある、というだけで頻度は変わります。
🐾 脳には「考える場所」と「わかり合う場所」がある
ここからが、個人的にいちばん面白かったところです。
非認知能力は前頭前野の働きと深く関係している。
おでこのちょうど裏側にあって、人間だけが特別に発達している部分です。
その中でも、重要な場所が2つあるそうです。
- 背外側(はいがいそく)前頭前野:
考える、理解する、推測する、抑える、判断する。いわゆる知性や理性と呼ばれている部分 - 内側前頭前野:
相手の気持ちを理解する、共感する、自分がどんな立場にいるか感じ取る。
こちらは対人能力を担う
そして脳科学者たちは、この両方がバランスよく育つことで、
これからの時代の「頭のいい子」になるのだろうと考えているそうです。
……これ、聞いた瞬間にハッとしました。
「頭がいい」って、ずっと片方だけの話だと思っていたんです。
計算が速いとか、覚えられるとか。
でも相手の気持ちが分かることも、脳の力なんですね。
しかも、それが同じ前頭前野にある。
では、5歳までに何をすればいいか。
答えは拍子抜けするくらいシンプルでした。運動と、五感を刺激すること。
多様な遊びで体を大きく動かす。
いろいろなものを見て、聞いて、触って、嗅いで、味わう。
その子の運動能力と五感の器の大きさが、5歳くらいまでにおおよそ決まるそうです。
特別な教材じゃなくていい。
粘土をこねる、公園を走る、それでいい。
そのとき、そばでどう見ているかについては、以前こちらに書きました。

そして内側、つまり気持ちを扱う力のほうも育てたいところです。サロンでも「あなたはどう思う?と聞いてもわからないと返ってくる」という相談が出ていました。言語化って、どの子にとっても難しいんですよね。
🐾 いちばん地味で、いちばん効くのは睡眠だった
交流会は、途中からほぼ睡眠の話になりました。
講義で紹介された目安がこちらです。
- 1〜2歳:11〜14時間
- 3〜5歳:10〜13時間
- 小学生:9〜12時間
- 中高生:8〜10時間
「当たり前で、もうできていると思われがちなんですけど」と前置きしたうえで、日本人はどの年代でも睡眠が足りていないという話がありました。
実際、参加していた中学校の先生からはこんな話が。
生活リズムが整っている子と、そうでない子の差がすごくあります。
夜中までゲームをしていて、授業中に寝てしまう子もいます
小6のお子さんがいる方からは、
「息子曰く、みんなはゲームを夜中までやってる」と。
この「みんな」が曲者で、「TikTokの情報だったりしますよ」という指摘には笑いました。
で、ここでちょっと個人的な話をさせてください。
わたしは以前、うつで休職したことがあります。
あのとき、いちばん最初に壊れたのが睡眠でした。そして眠れなくなると、何が起きたか。
判断ができなくなるんです。
簡単なことが決められない。集中が続かない。些細なことでイライラする。
まさに、前頭前野が働いていない状態だったんだと思います。
だから睡眠の話を聞いたとき、他人事に思えませんでした。大人の自分でこうなるなら、育ち盛りの子どもならもっとでしょう。
成長ホルモンが出るのも、前頭前野が育つのも、寝ている間です。
そして子どもに効くのは、この説明だそうです。
せっかく勉強したのに、寝ないと定着しないよ。もったいないよね
これが一番刺さる、と。
大谷翔平さんが10時間睡眠だったという話も子どもに伝わりやすいそうです。
ちなみに、うちは3歳3ヶ月の息子が20時に寝室へ入って、21時前には寝つきます。
正直に言うと、子どものためだけじゃないんですよね。
わたしが自分の時間を確保したいから、必死なんです。
動機が不純でもいい気がしています。結果として子どもの脳が育つなら。
寝る時間の整え方は、こちらにまとめています。

環境を整えると、寝つきはけっこう変わります。
🐾 10歳から、やる気スイッチは「内側」に移る
2回目の黄金期、10歳頃からの話です。
この時期になると、抽象的な思考、論理的な思考、
そして客観的な思考(メタ認知)ができるようになります。
「わたしは忘れ物が多いから気をつけよう」と、自分で自分を変えられるようになる。
一方で、親の言うことは聞かなくなる。両方セットです。
だから小3・4年生頃までに、
家庭で善悪の判断と良い習慣を身につけておくことが大切だという話でした。
そして、ここが核心だと思ったのですが。
やる気スイッチの場所が変わります。
低学年までは、怒られるから・褒められるから・ご褒美があるからやる。
スイッチが外側にあって、比較的シンプルです。
でも思春期に入ると、これが効かなくなる。「はぁ?」で終わるのがオチです。
そこからは内側のスイッチ。自分がやってみたいから。
誰かが笑顔になってくれたから。試合で勝ちたいから、目標の学校に入りたいから。
つまり、わたしたち大人と同じ動き方に移っていく時期なんですね。
習い事で「何のために」を置き去りにすると、ここでつまずきます。
その話は、こちらに書きました。

声かけも変える必要があります。
低学年は「すごい」「かっこいい」でまっすぐ動きますが、
高学年からはアイメッセージが効くそうです。
お母さんは助かったよ、ありがとう。お母さんはこう思うよ。あとはあなたが考えなさい
これを聞いて、わたし思わず口をはさんでしまったんです。
「えっと……反抗されたらお父さん悲しいよって言った方がいいんですか?」
そうしたら「その方が効きますよ、めっちゃ叱るより。威圧するより」と。
いや、我ながら情けない質問だったんですけど、
でもこれ、けっこう大事なことを聞けた気がしています。
叱ると、相手の内側のスイッチは押せない。
自分がどう感じたかを伝えるほうが、相手の「考える場所」が動く。
それと「反抗したいだけで、実は納得している」という指摘も救いでした。
反抗期の子も、正しいことを言われれば、反抗しつつ判断はしている。
だから機嫌のいいタイミングを狙えばいい、と。
そう考えると、対話のきっかけを用意しておくのは意外と有効です。
🐾 まとめ:夢は、職業名じゃなくていい
最後に、夢の話です。
元教員のメンバーが、
勤務していた学校の廊下に子どもたちの「将来の夢」が貼り出されていた話をしてくれました。
サッカー選手、お花屋さん、ケーキ屋さん。
可愛いなと思って眺めていたけれど、
知っている職業名を書いているだけの子も多いんじゃないかと感じていた、と。
思い当たる節がありすぎました。わたしもそうでしたから。
そこで紹介されたのが、夢には2種類あるという考え方です。
- ひとつ目は、自分のための夢。
「今度の試合に勝ちたい」「漫画を読みたい」でいい。今ワクワクしていることは、全部「夢」と呼んでいい - ふたつ目は、誰かのための夢。
「おじいちゃんおばあちゃんを笑顔にしたい」「みんなに楽に生活してほしい」
この2つが重なると、「サッカーで人を喜ばせる人になりたい」のように、
職業名じゃない、でも確かに将来の夢と呼べるものが見えてきます。
そして、これ。
「誰かの困りごとを解決した対価がお金である」という稼ぐ力の考え方と、
まったく同じ構造なんですよね。
親が自分の副業を考えるときの視点で、子どもの夢も一緒に考えられる。
今日からできることを、置いておきます。
- 今夜の就寝時刻を、目安の表と照らし合わせてみる
- 「今日いちばん楽しかったことは何?」と聞いて、それを夢として扱う
- 叱りたくなったら、アイメッセージに言い換えてみる
- 服やおやつなど、小さなことを子どもに選ばせる回数を増やす
4つ目は、講義の中で強調されていたことです。
自分で選んで、満足した・失敗したという経験を積むこと。
そこから「これ面白い」を見つけられる土壌ができる、と。
もし「なんで勉強しないといけないの?」と聞かれたら、それはチャンスだそうです。
「あなたはどんな夢を叶えたいと思っているの?」と聞き返してみる。
1回で答えは出ません。途中で変わってもいい。
何度も対話を重ねる中から、自然と見えてくる。
職業を知ることも、その入り口になります。
最後に、いちばん力が抜けた言葉を紹介させてください。
人間って動物なので、結局はちゃんと寝て、ちゃんと食べて、ちゃんと遊べば、非認知能力って結構伸びるもんなんですよ
特別なことをしなくていい。むしろ、いかに原始的な生活を取り戻せるか。
黄金期は2回あるし、やることはシンプルだった。それが分かっただけで、だいぶ気が楽になりました。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、
評価していただけるととても励みになります☆
「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .

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