教育費は「無償化」でも軽くならない|家計の7割は”学校の外”。習い事を守って固定費を削ったわが家の話

子育てとお金

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🎯 この記事はこんな方におすすめです。
  • 無償化のニュースは聞くのに、教育費が軽くなった実感がない方
  • 子どもの教育費が、結局いくらかかるのか知りたい方
  • 物価高で、習い事を続けるか迷っている方
  • 中学から私立にするかどうかで、夫婦の意見が分かれている方
  • 教育費をどこに、どう貯めればいいか迷っている方

高校の授業料は、2026年4月から私立も含めて支援が広がりました。

給食費の無償化も始まっています。

それなのに、ソニー生命の調査(2026年3月)では、

教育費の負担を重いと感じる親は60.9%。教育資金に不安を感じる親は78.0%にのぼります。

 

無償化が進んでいるのに、なぜ軽くならないのか。

文部科学省の「子供の学習費調査」を読んで、ようやく腑に落ちました。

無償化されたのは、教育費のごく一部だったんです。

🐾 無償化されたのは「学校に払うお金」の一部だけ

文部科学省の調査では、

保護者が1年間に払う子ども1人あたりの学習費を、次の3つに分けています。

  • 学校教育費:授業料、教材費、修学旅行費、通学の費用など
  • 学校給食費
  • 学校外活動費:塾や家庭教師、習い事、体験活動など

2023年度の学習費の総額は、公立小学校で年約36.7万円。

そのうち学校外活動費が約25.6万円、全体の70.0%を占めています。

公立中学校でも65.6%が学校の外のお金です。

 

学校の種類ごとの1年間の学習費総額は、次のとおりです。

  • 幼稚園:公立 約18.5万円/私立 約34.7万円
  • 小学校:公立 約36.7万円/私立 約174.2万円
  • 中学校:公立 約54.2万円/私立 約156.0万円
  • 高校(全日制):公立 約59.7万円/私立 約117.9万円

 

つまり公立に通っていると、

家計が払う教育費の7割近くは「学校の外」で使われています。

 

一方で、無償化の対象は学校の中のお金です。

高校の授業料支援は、2026年4月から所得制限がなくなり、

私立高校なら年45万7,200円まで支給されるようになりました。

給食費の無償化も同じで、どちらも学校の中の話です。

 

習い事や塾の月謝は、どの無償化の対象にも入っていません。

 

学校の中のお金も、すべてが無償になるわけではありません。

たとえば公立高校の学校教育費は年約35.2万円ですが、

授業料の支援で軽くなるのは授業料の部分だけです。

教材費や修学旅行費、通学の費用は、これまでどおり家計から出ていきます。

 

なお、この学習費調査は2023年度の数字なので、高校の支援が広がる前のデータです。

また、最初の公表に誤りがあり、2026年3月に訂正されています。

この記事では訂正後の数字を使っています。

 

給食費の無償化の中身は、こちらでくわしく書いています。

給食費の無償化はいつから?実は「5,200円まで」で中学校は対象外|自分の自治体の調べ方
2026年4月に始まった給食費の負担軽減は「無償化」ではなく、月5,200円までの肩代わりです。しかも対象は公立小学校のみで中学校は対象外。全国平均の実額は5,196円で、差はわずか4円しかありません。文科省の一次情報をもとに制度の中身を整理し、自分の自治体を3分で調べる手順まで解説します。

🐾 物価高で揺れるのは、学校の外のお金

ソニー生命の同じ調査では、

教育資金が不安な理由の1位は「物価の上昇」(62.9%)でした。

そして、習い事などの学校外教育費は月12,022円。前の年から4,150円も減っています。

理由までは調査に書かれていませんが、

物価高の中で、学校の外のお金から見直す家庭があるのかもしれません。 

同じ調査で、

子どもが習い事を「行っている」と答えた親は34.3%、小学生の親に限ると62.1%でした。

小学生になると、半分以上の家庭が学校の外にお金を払っていることになります。

 

わが家も、物価高で家計を見直しました。

ただ、削ったのは習い事ではなく、固定費です。

  • 地上波のテレビを手放して、NHKも解約
  • スマホを格安SIMに乗り換え
  • 古い車は、自動車保険の車両保険を外した
  • Amazonプライム、Apple Musicなどのサブスクを全部解約

 

どれも、一度手続きをすれば毎月勝手に効いてくるものです。

一方で、息子のプールと英語は続けています。

特に英語はこども園の延長保育の時間に通えるので、送り迎えの負担が増えないのも助かっています。

習い事は、送り迎えの時間まで含めたコストです。

園の時間の中で通えるなら、親の時間というコストがかかりません。

 

プールを始めると、道具が少しずつ増えます。

くもり止めのついたゴーグルは、最初の「水がこわい」を減らしてくれます。



スイムキャップは、名前を書き込める欄があるものが園やスクールでは安心です。



着替えが苦手な時期は、かぶるだけのラップタオルがあると、更衣室で親が焦らずにすみます。



濡れた水着と乾いたタオルを分けられる2層式のバッグなら、帰ってからの洗濯もすぐ始められます。



固定費は、光熱費も見直しどころです。

待機電力をこまめに切れるスイッチ付きのタップと、冬の窓の断熱シートは、手軽に始められます。




🐾 中学から私立にすると、いくら変わる?

もうひとつ、わが家で答えが出ていない話があります。

中学から私立に行くかどうかです。

文部科学省の調査で、中学3年間の学習費の合計を比べると、こうなります。

  • 公立中学校:3年間で約163万円
  • 私立中学校:3年間で約467万円

 

差は約300万円です。

幼稚園から高校までの15年間でみると、

全部公立なら約614万円、全部私立なら約1,969万円になります。

 

面白いのは、お金の使われ方の違いです。

私立中学校では学習費の72.3%が学校教育費、つまり学校に払うお金です。

公立中学校は逆に、65.6%が学校の外のお金でした。

私立は「学校の中」に、公立は「学校の外」に払っている、とも言えます。

 

高校については、

2026年4月から私立高校の授業料支援が年45万7,200円まで広がったので、

公立と私立の差は、調査の数字より縮まっていくはずです。

 

妻は、中学から私立に入れたいそうです。

妻自身が中学受験をして、それがよかったと感じているからです。

わたしは、いろんな人と関わって、いろんな価値観に触れてほしいと思っています。

それができるなら、公立でも私立でも、どこでもいい。

 

正直に言うと、私立だと似た環境の子が集まりやすいのでは、というイメージもあって。

でもそれは、わたしが私立をよく知らないだけかもしれません。

夫婦で、まだ答えは出ていません。

ただ、数字を知っておくと「なんとなく私立」「なんとなく公立」で決めずにすみます。

学習費は家庭によって大きく違います。

調査の数字は平均なので、目安として見てください。

私立は授業料のほかに、入学金や施設費、通学の費用もかかります。

 

いろんな価値観に触れるきっかけは、家の中にも作れます。

しゃべる地球儀は、国の名前や場所を子どもが自分で調べられます。



🐾 学校の外のお金は「何のために」で決める

学校の外のお金は、削るのも足すのも、家庭の判断です。

だからこそ、「何のために払うのか」が大事だと思っています。

わたしは子どもの頃、学研に通っていました。正直、結構苦痛でした。

小5からは塾にも行きましたが、

受験のことは何も考えていなくて、ただ行かされていました。

親は良かれと思って、お金を出してくれていたはずです。

でも、目的を聞かされていなかったわたしにとっては、ただの作業でした。

 

逆に、目的がはっきりしている教育費は、迷いません。

思えば、妻は中学受験をしてよかったと言い、わたしは塾にただ行かされていました。

同じように教育費をかけてもらっても、受け取り方がこれだけ違う。

違いは、自分で目的を持てていたかどうかだったのかもしれない、と今は思います。

 

息子の園選びでは、保育士の資格を持つ妻が、

認定こども園に入れたいと励んでくれました。

保育の環境にくわしい妻が、目的を持って選んでくれた。

そのことに、今でもとても感謝しています。

 

習い事を「何のために」で決める話は、サロンで聞いたこちらの記事にもまとめています。

学研、正直しんどかった|学習系の習い事は「何をやるか」より「何のために」
公文・学研・ベネッセ、何が違うの?子育てサロンの交流会で聞いた3社の違いと、元教員ママが「学研を2ヶ月でやめた」判断が目からウロコでした。学研も塾も苦痛だったパパが、いま息子に何をさせるか迷いながら書いています。習い事は「何をやるか」より「何のために」。

 

月謝を袋で管理すると、毎月「これは何のためのお金か」を目で確認できます。



英語は、教室の時間だけでなく、毎日目に入る場所に置いておくと身近になります。

お風呂に貼るアルファベット表なら、湯船につかりながら一緒に読めます。



延長保育のあとの習い事は、のどが渇きます。

ストローとコップの2WAYの水筒が、年齢が上がっても長く使えます。



🐾 まとめ:教育費は「いつ使うか」で置き場所を分ける

子育てサロンで教育費の話になると、NISAで貯めている家庭が多いです。

一方で、中学生くらいの子どもがいる家庭は、預金でコツコツ積み立てているという声もありました。

使う時期が近いお金は、値下がりの心配がない預金に。

使う時期が先のお金は、時間を味方にできるNISAに。

置き場所を「いつ使うか」で分けるのは、理にかなっていると思います。

 

3歳の息子なら、中学入学まで約10年、高校卒業までは約15年あります。

私立か公立かの答えが出ていなくても、時間がある今のうちに準備を始めておけば、

どちらを選んでも慌てずにすみます。

 

わが家は、わたしと妻のNISAで教育費を準備していて、

2027年に始まるこども支援NISAも使う予定です。

こども支援NISA×児童手当で18年・650万円の教育費をつくる方法|2027年開始前に知っておきたいこと
2027年スタートのこども支援NISAと拡充された児童手当を組み合わせると、月2万円×18年で約650万円の教育費が準備できます。シミュレーション・学資保険との比較・今日からの5ステップを子育てパパが解説します。

 

今日のうちにできることを、3つに絞ります。

  1. 習い事の月謝を、「何のため」と1行ずつ書き出す。
    書けないものがあれば、見直しどきかもしれません
  2. 固定費を1つだけ見直す。
    サブスク、スマホ、保険。一度の手続きで毎月効きます
  3. 教育費を「使う時期」で分けて、置き場所を決める。
    近いお金は預金、先のお金はNISA

 

使える制度の全体像は、こちらにまとめています。

子育て世帯が損しないための「もらえるお金・使える制度」全部まとめ【2026年版・パパ目線】
児童手当・出産育児一時金・育休給付・保育無償化・医療費控除…申請しないと1円も入らない制度ばかり。「よめめ任せだった」反省から全部調べたパパが、いつ・どこで・何をすればいいかをわかりやすく解説します。

 

無償化で軽くなったのは、学校の中のお金だけでした。

学校の外のお金は、削る前に「何のために」を決めます。


 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、

評価していただけるととても励みになります☆

「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ

あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .



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