しつけは「信号機」で考える|元教員の保育士に聞いた、叱る・工夫する・見守るの線引き

パパ育児

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🎯 この記事はこんな方におすすめです。
  • どこまで叱ればいいのか、毎日迷っている方
  • 「去年は許したのに、今年からダメ」をやってしまいがちな方
  • 3歳を過ぎても手づかみ食べが続いていて、気になっている方
  • YouTubeの「あと少し」が終わらなくて困っている方
  • 叱ったあとに、自己嫌悪になってしまう方

正直に言います。

3歳3ヶ月の息子、手づかみ食べ、絶賛継続中です。

2歳の頃は「じぶんで食べる!」とスプーンを奪い取っていたのに、最近は途中で面倒になると「あーんして」。で、わたしは片付けたいので、ついスプーンを口に運んでしまう。

これ、しつけとしてどうなんだろう。ずっとモヤモヤしていました。

先日、わたしが運営に関わる子育てサロンで、元小学校教員で、いまは保育士をしているメンバーが、しつけについて話してくれました。

キーワードは「信号機」。

聞き終わったあと、チャットにこんな感想が書き込まれていました。

「15年前の私に知ってほしかった」

わたしも同じ気持ちです。是非最後まで読んでみてください☆

🐾 しつけに「基準」がないから、親は迷う

玄関で靴が脱ぎっぱなし。

「揃えなさい」と言うべきか、まだ年齢的に難しいからスルーするか。

子どもが家族を叩いた。

笑いながら軽くなら、注意する? 力加減ができないだけ?

 

こういう判断に迷う場面、毎日のようにありますよね。

 

しかも、しつけには地域差もある。

田舎ならOKなことが都会では白い目で見られたり、その逆もあったり。

「昔に比べて、しつけはあまりしない方向にシフトしている」という話もありました。

 

結局、どこにも基準が書いていないんです。

 

だから周りに合わせたり、

「3歳だからまだいいか」「6歳だからダメ」となんとなくの年齢で決めたりしてしまう。

そこで紹介されたのが、しつけを3色の信号機で分ける考え方でした。

  • 赤:必ず教える
  • 黄:環境を工夫すれば、しつけがラクになる
  • 青:しつけなくていい。個性として見守る

 

そして判断に迷ったときの基準が、これです。

10年後、誰か困ってる?

 

誰かが傷つくなら赤。

誰も困ってないなら青。

それ以外は、工夫の余地がある黄色。

 

……シンプルすぎて、ちょっと笑ってしまいました。

でも、これがいい!!

🐾 赤信号:これだけは、何歳でも必ず教える

赤は、大きく2つです。

ひとつは、命や体に危険があること。

道路への飛び出し、高いところ、包丁などの刃物。そして公共の物を壊すことも、ここに入ります。

もうひとつは、人を傷つけること。

叩く、噛む、物を投げる、人の物を取る。相手が嫌がる言葉を言う、大声を出すのも赤です。

 

保育園や幼稚園で、友達に迷惑がかかることは基本的に止める。

家の中と外の生活は区別したほうがいい、という話でした。

赤信号の伝え方は3つ

  1. 短く言う。「危ない」「ダメ」「やめて」
  2. その場で言う。あとから「あのときね」と言っても、子どもは覚えていません
  3. 毎回同じ説明をする。「痛いからダメだよ」「事故になるからダメだよ」

話は5秒、長くても1分以内。

5分を超えると、子どもの頭はパンクするそうです。

……耳が痛い。

わたし、たぶん5分コースをやっています。

そして子どもより先に、自分が疲れている。

「去年はOKだったのに」が、いちばんこじれる

ここがいちばん「なるほど」と思ったところです。

子どもは、あとから修正されるのが苦手。

1歳のとき叩いても何も言われなかったのに、

2歳で急に「もう2歳なんだから叩いちゃダメでしょ」と言われる。

子どもからすれば「え、去年までOKだったじゃん」なんですよね。

 

だから何歳でもダメなものは、最初からダメと伝える。

そして最初は、赤を2〜3個に絞る。

全部を大人基準で言うと、子どものキャパを超えて「できない→怒る」のループに入る。

守れるようになったら、1個ずつ増やせばいい。

赤を守らせる「行動」の技

Q&Aでは、具体的な技もたくさん出ました。

ご飯中に味噌汁でブクブク遊ぶ子には、注意せず、黙って食器を下げる。

「遊ぶなら終わりだけど、どうする?」と聞いて、食べるなら戻す。

「子どもは理屈じゃなく、親の本気を見て分かる」そうです。

6歳の子が道路で手を離して走り出すなら、

「あなたが事故にあったら、パパは泣くよ」と気持ちを伝える。

 

それでもダメなら「手を離したら、外には連れていかない」。

ルールを破ると、自分の楽しみがなくなる。これは覚えたほうがいい、と。

 

自分の気持ちを主語にして伝える「アイメッセージ」は、こちらの記事でも紹介しています。

脳の黄金期は、2回ある|「3歳までが勝負」に疲れてしまったパパへ
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🐾 黄信号:叱る前に「環境」を変える

黄色は、赤ほど止めなくていいもの。

叱るより先に、環境を整えるゾーンです。

片付けない。これ、しつけの悩みの代表選手ですよね。

でもそれは、戻す場所が分かっていないだけかもしれない。

 

親が思う片付け方をさせようとすると、まず無理。

おもちゃ箱を1つにする。

棚を低くする。

置き場所に写真やイラストを貼る。

「箱に入れるだけでOK」とルールを簡単にしてしまう。

 

講師のご家庭では、きょうだいの持ち物に名前を貼り、

服の置き場所も「長袖はここ」と見える化しているそうです。

 

部屋の環境を変えるコツは、こちらの記事にもまとめています。

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順番が待てないも黄色。

家で手を洗うとき、子どもが先なら大人も待つ。

大人も順番を守る姿を見せると、子どもはすんなり聞くようになるそうです。

じっと座っていられないも、好きな遊びのときに座れているなら問題なし。

 

そして参加していたパパから、こんな相談もありました。

5歳の子がYouTubeを15分と約束しても、タイマーを勝手に延ばしてしまうんです

 

答えは2つ。

YouTube Kidsにして、保護者設定で時間制限をかける。

もうひとつは、タイマーを親のスマホでかける。

「パパの携帯が鳴ったら終わりね」なら、ごまかしようがない。

 

これも、子どもを叱るんじゃなくて、仕組みを変える発想ですよね。

 

「1ページやったらゲーム5分」のような約束の作り方は、

元教員のメンバーに聞いたこちらの記事にも書きました。

夏休みの宿題は「終わらせる」が目的じゃない|元教員に聞いた、親の関わり方と“ご褒美制”の正解
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🐾 青信号:「10年後、誰か困ってる?」

青は、しつけなくていいもの。

その子の個性です。

でも親としては、いちばん口を出したくなるゾーンでもあります。

左右違う靴下を履きたがる。

「靴下はセットだよ」と言うか、「今日はその組み合わせなのね」と言えるか。

飽きたら、そのうちセットで履くようになるそうです。

服のタグが痛いと言うなら、切ってしまっていい。

スカートを絶対履かない女の子もいた、と。

 

偏食も青寄りです。

子どもの舌はまだ発達途中で、しょっぱい・辛いなどの区別がつきにくく、

全部「まずい」になってしまうことがある。

味付けや形の工夫で少しずつ慣れればいい。

食べない子への向き合い方は、食育の視点からこちらでも書いています。

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そして、手づかみ。

わたしが「うちは3歳で絶賛手づかみ中です」と言ったら、

「1歳2歳でやっていたのに、3歳で急にダメも難しいですよね」と。

そうか、これも「去年はOKだったのに」問題なんだ、と腑に落ちました。

 

しかも、白米を嫌がる子もおにぎりにすると食べるそうです。

小学校で余ったご飯をおにぎりにすると、長蛇の列ができたとか。

味は何も変わっていないのに。子どもは、手で食べたいんですよね。

 

ここでもうひとつ、白状しなければいけないことがあります。

息子は保育園で、一番になりたくて給食を全部食べ、

他のクラスにまでおかわりをもらいに行く勢いでした。

それが最近、自分から「残した」と言うようになったんです。

 

正直、ショックでした。

家でも苦手なものを残そうとするので、

「せっかく作ったんだから、食べようよ」と言っていました。

でもこれ、たぶん青を赤のように扱っていたんですよね。

グッとこらえないといけなかった。

 

代わりに教わったのが、遊びの技です。

野菜をフォークに刺して、口に運ぶ……と見せかけて、わざと外す。

「あれ、口どこだっけ?」すると子どもが「ここだよ!」と、自分から食べるんだそうです。

靴下を手にはめて「靴下ってこうだっけ?」もいい。

子どもが正しいやり方を教えてくれたら、あとは褒めるポイントしかない。

 

「あーんして」についても答えをもらいました。

頑張っているなら、していい。

保育園でお箸を頑張っているなら、家では甘えさせていい。

頑張っていないなら「パパ疲れた」と言っていい。

「食べないなら、パパが1個食べていい?」と聞くと、

だいたい「いやだ」と言い出すそうです(笑)。

 




🐾 まとめ:しつけは、1日2日ではできない

講義の最後に、こんな話がありました。

先生から言ってください、という親御さんが結構いるんです。

でも、子どもは親の言うことを一番聞くんです

「先生に怒られるよ」「店員さんに怒られるよ」ではなく、親が伝える。

大変だけど、それが定着すれば、もう説明しなくてよくなる。

「叩いちゃダメだよね」のひとことで伝わるようになる。

それが、自立につながっていく。

 

今日からできることを置いておきます。

  1. わが家の「赤信号」を、2〜3個だけ書き出す
  2. 赤は、短く・その場で・毎回同じ言葉で
  3. 黄色は叱る前に、置き場所やタイマーなど「仕組み」を変える
  4. 迷ったら「10年後、誰か困ってる?」と自分に聞く

 

うちは今、なぜかパパブームが来ています。

たぶん一時的なものだと思うんですけど、だからこそ思うんです。

パパの役割に、限界を作りたくない。

叱る係でも、遊ぶ係でもなく、赤と青の線を一緒に引ける人でいたい。

 

まずは明日、ブロッコリーをわざと外してみます。

講師の方の最後の言葉で締めます。

その子のいいところをたくさん褒めて、たくさん笑う日を増やしてほしい。

色々あっても、子育ては楽しいものですから

親がやってみせる姿が、いちばんのしつけ。

台所に一緒に立つところから始めてもいいかもしれません。

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最後までお読み頂き、ありがとうございます。

少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、

評価していただけるととても励みになります☆

「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .

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