🐾 はじめに
子どもとの時間も大事にしたい。
でも、家計もちゃんと守りたい。
そんな会社員パパとして働く中で、毎月の給料明細を見ると必ず目にする「所得税」の文字。
なんとなく引かれてるけど、これって一体、何の税金?
どうやって金額が決まってるの?
そして「なんで勝手に引かれてるの?」
そんなモヤモヤを、スッキリさせませんか?
今回は “パパの給料” を守るために知っておきたい、
所得税のしくみや「源泉徴収」「年末調整」について、やさしく、わかりやすく解説します。
🐾 所得税とは?
ざっくりどころか、ちゃんと言うと…
たとえば、あなたが1年間で500万円の給料をもらったとします。
でも、まるまる500万円に税金がかかるわけではありません。
実際には、ここから「社会保険料」「生命保険料」「扶養家族がいるかどうか」などに応じて、
さまざまな“控除”が引かれます。
そして、その引いた後に残った「本当のもうけ」に対してかかる税金
──これが所得税です。
日本ではこの所得税に「累進課税(るいしんかぜい)」という仕組みが使われています。
これは、簡単に言うと:
たくさん稼いだ人ほど、高い税率で多く税金を払う という考え方です。
この “累進課税” は、たくさん稼げる人はそれだけ社会に多く還元してね、
というバランスをとるための制度とも言えます。
🐾 会社員の場合、所得税はこうやって納めている
①:会社が「源泉徴収」という形で毎月代わりに納税
会社員の場合、毎月の給料から所得税が自動的に引かれています。
これは会社が、あなたに代わって所得税を “見込みで” 計算して国に納めているのです。
これを「源泉徴収」といいます。
②:年末に「年末調整」で精算
とはいえ、毎月引かれている税金はあくまで “見込み額” 。
そのため、年末になると1年分の収入や控除を集計して、実際の税額を再計算します。
それが「年末調整」です。
引かれすぎていた → 還付(お金が戻ってくる) 足りなかった → 追加徴収(差額を払う)
🐾 じゃあ、その“見込み額”ってどうやって決めてるの?
会社では、国税庁が出している「源泉徴収税額表(月額表)」を使って、
給与額と扶養人数に応じた税額を決めています。
たとえば: 月給:30万円、共働き、扶養:子ども1人(16歳未満)
→ 毎月の所得税は 3,620円(2024年度)
この金額が、あなたの給料から源泉徴収として差し引かれています。
<参考情報>
🐾 【表で見る】 所得税の累進課税率 (2024年)
課税所得(年間) | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
~195万円 | 5% | 0円 |
~330万円 | 10% | 97,500円 |
~695万円 | 20% | 427,500円 |
~900万円 | 23% | 636,000円 |
~1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
※「課税所得」は、収入から各種控除(基礎控除、社会保険料控除、扶養控除など)
を差し引いた後の金額です。
🐾 ちなみに「可処分所得」って?
「可処分所得(かしょぶんしょとく)」とは、
実際に自由に使えるお金のことです。
可処分所得=額面の給料 − 所得税 − 住民税 − 社会保険料
たとえば、月給30万円の会社員なら、
控除額:約55,600円 → 手取り:約244,000円
この “差額” の正体を理解することで、家計の見通しが立てやすくなります。
🐾 意外と重要、「標準報酬月額」は所得税じゃない!
よくある誤解ですが、「標準報酬月額」は所得税に関係していません。
これは社会保険料(健康保険・厚生年金)の金額を決める基準です。
- 4月~6月の給与の平均から算出
- 残業代や手当も含む
- 結果として、9月以降1年間の保険料が決まる
つまり、この期間に残業しすぎると、保険料が高くなって実質の手取りが減ることも…。
🐾 まとめ:知っておくと“得する”所得税の話
項目 | 内容 |
所得税 | 1年間の所得にかかる税金(累進課税) |
源泉徴収 | 毎月会社が見込みで税金を天引きし納める |
年末調整 | 年間の正しい税額と見込み額の差額を清算 |
税額表 | 給与と扶養人数から源泉税額を確認できる |
標準報酬月額 | 社会保険料を決める金額で、所得税とは別 |
可処分所得 | 実際に手元に残るお金(税金・社保控除後) |
🐾 さいごに
なんとなく見ていた「所得税」の文字。
実は、けっこう緻密に計算されていて、きちんと調整されていたんです。
これを知っているだけで、お金の不安がひとつ減ります。
そして、ふるさと納税や保険料控除など、 “節税ワザ” もぐっと使いやすくなります。
家族を支えるパパだからこそ、「仕組みを知ること」は最高の武器。
今日の小さな理解が、未来の安心につながるはずです。
一緒に、ちょっとずつ胸を張れる「わかるパパ」になっていきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、
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「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
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