🐾 はじめに
夜中に突然泣き出すわが子。
こっちは疲れ果てて、眠りたいだけなのに。
何をしても泣き止まない。
理由もわからない。
抱っこしても、声をかけても、ますます泣き叫ぶ。
そんな時、
「もう、やめてくれよ……」
って思ったこと、ありませんか?
そしてつい、怒鳴ってしまったり、
大きな声を出してしまったり。。。
もしかしたら、手を出してしまいそうになった人も、いるかもしれません。
でも、その感情を抱くこと自体が
“ダメな親”というわけじゃない。
大切なのは、
「手を出さずに済むための選択肢」を、
自分に許せているかどうか。
今日はそんな“限界に近づいたとき”の心の逃げ道について、一緒に考えてみませんか?
🐾 限界は誰にでもある。だから責めなくていい
「親なら我慢できるはず」
「子どもに手を出すなんて、親失格だ」
そんな言葉を聞くたびに、わたしは胸がギュッと苦しくなります。
なぜなら、
そんな“理想論”だけで子育てができる人なんて、
ほとんどいないからです。
夜中の2時、
泣き止まない息子を抱きながら、
わたしも泣いていました。
ミルクをあげても、背中をとんとんしても、泣き続けるこども。
「お願いだから、もう寝てよ…」
「なんで? なんで泣いてるの?」
怒りというより、“無力さへの絶望”が襲ってきたんです。
「もしかしたら、今わたしが手を出してしまえば、一瞬は泣き止むかもしれない」
そんな考えが頭に浮かんで、心底ゾッとしました。
でも、これが現実です。
育児の現場って、
“追い詰められた普通の人”が、簡単に限界を超える世界なんです。
わたしはこの経験から確信しました。
「限界を感じたことがある親こそ、子どもに真剣に向き合っている証拠」だと。
だからまず伝えたいのは、
「手を出したくなった自分」を責めないでほしい。
その思いがある限り、
あなたは、まだ間に合います。
🐾 「叩かない」がゴールじゃない。「叩かなくてすむ仕組み」が大事
叩く親の多くは、
子どもを憎んでいるわけじゃない。
ただ、どうしたらいいかわからなかっただけ。
追い詰められて、
心に「逃げ場」がなかったから、
手という最も原始的な反応に走ってしまっただけなんです。
だから大事なのは、
「叩かないように我慢する」ことではなく、
「叩かなくて済む状態を、あらかじめ作っておくこと」。
わたしが実際に試してきた
“自分を守る避難マニュアル”をご紹介します。
✅ とにかく物理的に距離を取る
ベッドに寝かせて、
トイレやベランダに避難。
深呼吸して、意識をリセットします。
✅ 音で気持ちを切り替える
小さなBluetoothスピーカーで
自然音やホワイトノイズを流しています。
柔らかな音で、“思考の渦”から離れやすくなります。
✅ 「検索する」で脳を行動モードに切り替える
「泣き止まない 対処法」
と検索するだけで、
怒りから“行動”にスイッチが入ります。
少し気持ちが落ち着くのは、
何かできるかもしれないと見つけるから。
✅ 声に出して気持ちを整理する
「わたし、イライラしてる」と声に出すこと自体が、
感情を客観視する第一歩。
それが難しいときは、“手を動かして心を逃がす”方法もあります。
✅ 誰かに「今つらい」と伝える
LINEでも、SNSでも、メモでもいい。
「無理かも…」と思ったその気持ちを、誰かに話す勇気がないときは、
代わりに“書く”という手段に頼るのもひとつの選択肢。
手元に置いておきたくなるノートを用意するだけで、
『書いて“言葉にする”』習慣が生まれて、感情を整理しやすくなるんです。
どれも「叩かないように我慢する」ではなく、
“叩かなくて済む”ための作戦。
あなたに合うものを、ぜひ見つけてください。
🐾 自分を責めない練習を、子どもと一緒に始めよう
「またイライラしちゃった」
「やっぱり親失格かな」
そんなふうに自分を責めてしまう気持ち、
わたしもよく分かります。
でも完璧を目指すほど、子どもも苦しくなるんですよね。
大事にしているのは、“叱ったあとのリカバリー”。
・「ごめんね」と素直に伝える
・「つかれてたんだ」と自分の状態を言葉にする
・「どうしたら楽しくなるか?」を子どもに聞いてみる
怒らない親より、
“立ち直る力のある親”の方が、ずっと価値がある。
子どもと一緒に、
自分を責めない練習を始めていきましょう。
🐾 さいごに
泣き止まない子どもに、ついイライラしてしまった。
その気持ちを、責めないでください。
あなたがしてきたことを、こどもも繰り返します。
だからこそ、「わたしのところで止める」と決めてみてください。
“叩かない親”じゃなくていい。
“叩かなくて済む自分”になっていきましょう。
その選択が、あなたと家族の未来を守ってくれます。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz
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