「育休=保育園退園⁉」年子だと直面する“保育園追い出し”問題と少子化への影響

少子化

はじめに:育休取ったら、まさかの保育園退園⁉

「次の子も欲しいし、できれば年子で育てたい!」
そんなふうに家族計画を立てていたのに、自治体のルールを見てびっくり。

「育休中は上の子の保育の必要性がなくなるため、退園となります」

…え、嘘でしょ?

これってつまり、「上の子が一定の年齢になるまでは、安心して次の子を産めない」ってこと?
これが、結果的に少子化を加速させているって…考えたことありますか?

今回は、兄弟(姉妹)の年齢が近いと直面する“育休退園問題”と、その影響が少子化にまで及ぶ話を深掘りしていきます。


育休中に保育園を退園させられる理由とは?

なぜ育休を取ると、上の子が退園させられるのか?
その背景には、自治体や保育園の「保育の必要性」の判断基準があります。

(1) 「育休中は保育の必要性がない」と見なされる

保育園は「家庭で保育できない子のための施設」。
そのため、自治体によっては「育休中=家庭で保育できる環境」と判断され、上の子の在園継続が認められません。

(2) 退園ルールは自治体ごとに違う

  • 「育休中でも上の子は継続OK」の自治体
  • 「育休を取ると上の子は退園」の自治体
  • 「一定期間は通園OKだが、その後退園」の自治体

このように、自治体ごとにルールがバラバラ。
年度によって方針が変わることもあるので、いざ育休に入ってから「退園のお知らせ」が届くケースも。

(3) 退園すると、復職時の保活が絶望的⁉

保育園を退園した場合、復職するタイミングで再び保活をする必要があります。
しかし、地域によっては「一度退園したら再入園がほぼ不可能」なことも。

結果として、「保活の不安があるなら、育休を短縮する or そもそも次の子を産むのを先送りする」という選択を迫られます。


保育園退園が少子化を加速させる⁉

「上の子が一定の年齢に達するまで、次の子を作れない」
これ、かなり深刻な話です。

(1) 年子や2歳差育児がハードル高すぎ問題

本来、兄弟姉妹の年齢が近いと育児の負担が分散しやすいというメリットがあります。
しかし、育休中の上の子の退園リスクを考えると、「2歳差以内で子どもを産むのが難しい」という現実が。

理想:早めに兄弟を作って、育児を一気に終わらせたい
現実:上の子が保育園にいられないなら、次の子はもう少し後にしよう…

この流れが、少子化の大きな一因になっています。


(2) 「子どもが欲しいけど、今は無理」が増える

「育休を取ったら、上の子の保育園を退園しなければならない」
この状況では、「子どもを増やしたいけど、今は無理」と考える家庭が増えて当然。

次の子を諦める or 予定を大幅にずらす
その間に育児や仕事の負担が増え、結局2人目を作らない選択に…

本当は子どもが欲しかったのに、育児環境のせいで諦めざるを得ない家庭も多いのです。


育休中の退園を回避する方法は?

では、どうすればこの問題を回避できるのでしょうか?

(1) まずは自治体のルールを確認する

自治体の保育課に問い合わせる
育休中の保育継続ルールを確認する
すでに育休を取得した家庭の話を聞く

事前に調べておくことで、後から焦るリスクを回避できます。


(2) 兄弟枠が使えるかチェック

兄弟姉妹が同じ園に通っている場合、「兄弟枠」が適用されて退園を免れる場合も
この制度が使えるか、自治体に確認しておきましょう。


(3) 育休期間の調整も検討する

育休を短縮して早めに復職することで、「保育の必要性」を維持できる場合も
もし環境が整うなら、柔軟に育休期間を調整するのも一つの選択肢。


これからの社会に求められること

育休退園問題は、「子どもを産み育てやすい社会」にするための大きな課題

育休を取っても上の子の保育園が継続できる制度の整備
「親が家にいる=保育不要」という時代遅れの考え方を見直す
保育園のキャパシティ拡大&柔軟な制度設計

こうした改革が進まない限り、少子化の加速は止まりません。


さいごに:「育休退園」と「少子化」の関係をもっと考えよう

「次の子もほしい」「年子育児に挑戦したい」
そう思ったとき、保育園の退園リスクを考えずに済む社会であってほしい。

「育休を取ると保育園を追い出される」
このルールは、子育て世代の希望を奪い、少子化を加速させる要因になっていることを、もっと多くの人に知ってもらいたい。

育児をしながら社会で働くのは、ただでさえ大変なこと。
そんな中、「子どもを産むことで不安が増える」社会ではなく、「子どもを産み育てやすい」環境が当たり前になってほしい。

これからの未来を担うこどもたちのために、今こそ声を上げ、変えていく時期なのかもしれません。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .

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