【日本はDVに甘すぎる】海外との比較で見えた課題

少子化

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💡この記事はこんな方におすすめです
  • DVという言葉は知っているけれど、実際の制度や現実をよく知らない方
  • 「家庭の問題だから仕方ない」と思っていたけれど、本当にそうなのか疑問を持っている方
  • 海外と日本の違いを知り、社会制度や文化的背景を考えてみたい方
  • 子育て世代として「家庭は安心できる場所であってほしい」と願う方
  • 教育や福祉、行政の現場に携わり、被害者支援の実情に関心がある方
  • 「日本は先進国なのに何かおかしい」と感じている方

🐾 はじめに ― 日本はDVに“甘すぎる”国

 

「DV(ドメスティックバイオレンス)」という言葉を聞いたとき、

あなたはどんなイメージを持つでしょうか?

 

殴る、蹴るといった身体的な暴力を想像する人が多いかもしれません。

でも実際にはもっと幅広い形で存在しています。

 

  • お金を渡さない
  • 友人との連絡を禁止する
  • 大声で怒鳴り続ける

 

――こうした行為もすべてDVです。

そして厄介なのは、DVが行われる場所が「家庭」ということ。
外からは見えにくく、「夫婦の問題」「家族の問題」と片付けられてしまいやすい。

 

だからこそ被害者は声を上げにくく、支援が届きにくいのです。

 

実際、日本では勇気を出して警察に相談しても、

 

「証拠がないと動けません」
「家庭のことだから、まず話し合ってはどうですか」

 

と冷たく返されるケースが少なくありません。

 

被害者は命の危険を感じて助けを求めているのに、

その間にも暴力は続き、時には命が奪われてしまう。

 

しかも避難できるシェルターは数が限られており、

数週間で出なければならないことも多い。

 

「行き場を失った被害者が結局加害者のもとに戻る」というケースも少なくありません。

これを“先進国”と呼んでいいのでしょうか。

冷静に世界と比べてみると、日本がいかにDVに対して甘すぎる国であるかが浮き彫りになります。

 

この記事を書こうと思ったきっかけは、ある知人からの相談でした。

その方は過去に家庭で暴力を受け、その経験が深いトラウマとして残っています。

 

「もう終わったこと」と頭では理解していても、

ふとした瞬間に心を締めつけ、家庭環境や人間関係にも影響を及ぼしてしまう――。

 

私はその話を聞きながら、DVが一度の出来事では終わらず、

何年も何十年も被害者を苦しめ続ける現実を突きつけられました。

 

だからこそ、一人でも多くの人に

「これは個人の問題ではなく、社会全体で向き合うべき課題だ」と感じてもらいたい。

そして、同じように苦しんでいる人に少しでも寄り添えるように。

そんな思いで、今回この記事を書くことを決心しました。


🐾 海外の実情 ― DVは「重大な犯罪」

 

では、海外ではどのようにDVが扱われているのでしょうか。

アメリカ、ヨーロッパ、韓国などの取り組みを見ると、日本との違いは驚くほど明確です。

 

アメリカでは「DVは家庭の問題ではなく、重大な犯罪」という考え方が徹底。

通報があれば警察は即時介入し、その場で加害者を逮捕することもあります。

さらに「保護命令」に違反すれば即逮捕。被害者の安心感が制度として担保されています。

 

イギリス・フランスではDVを「支配的行動」として法律に位置づけ、

殴られていなくても「精神的に自由を奪われている」なら犯罪とされます。

また「加害者プログラム」により、罰するだけでなく制度面でも再発防止を徹底しています。

 

韓国もかつては日本と同じように「家庭の問題」とされていましたが、

2000年代以降は法改正が進み、警察介入や保護命令の実効性が急速に整備されました。

 

👉 共通するのは、「家庭だから大目に見る」という発想が存在しないこと。

被害者の安全を最優先する姿勢が徹底しているのです。


🐾 日本が異常な理由

 

それに比べて日本はどうでしょうか? 主に4つの壁が存在します。

 

「民事不介入」の文化

警察は「家庭のことには立ち入りにくい」という意識が根強く、

通報しても「夫婦喧嘩」で済まされがち。

 

証拠主義の壁

診断書や録音がなければ動けない。

実際には記録を取る余裕もない人が大半なのに、制度は被害者を突き放してしまいます。

 

シェルターの不十分さ

行政の支援は乏しく、数も滞在期間も限られる。

避難しても戻らざるを得ない現実があります。

 

加害者を優先する文化

「家庭の体裁」や「加害者の顔」を守る風潮が残り、

被害者の声がかき消されてしまう。

 

👉 日本は「被害者よりも加害者を守る国」と言っても過言ではありません。


🐾 日本でもすぐに取り入れられる仕組み

 

海外の仕組みから、日本でも導入できる改善策を挙げます。

  • 即時の接近禁止命令(仮保護命令)
  • 違反時の即逮捕制度
  • 加害者プログラムの義務化
  • 公的シェルターの拡充
  • DVを重大犯罪として明文化

どれも導入できない理由はありません。

制度を変える意思さえあればすぐに始められます。


🐾 支えになるモノ ― 今すぐできる備え

 

制度が整うには時間がかかります。

でも「今すぐ助けが必要な人」にとっては、一日一日が命に関わります。

だからこそ、わたしたち自身ができる“小さな備え”も大切です。

 

防犯ブザー

バッグに入れておくだけで、

引くだけで大音量が鳴るシンプルな防犯ブザーがあります。

LEDライト付きなら夜道でも安心。

小さなアイテムでも、命を守る大きな力になります。


GPSタグ

「もし危険な状況に巻き込まれたら、すぐに居場所を知らせたい」

そんな時に役立つのがスマホ連動のGPSタグです。

防水仕様で、鍵やバッグに付けておくだけ。

位置情報を家族に共有できることで、「一人じゃない」という安心につながります。


オンラインカウンセリング

DVは身体だけでなく、心にも深い傷を残します。

外に出られない状況でも、匿名で利用できるオンラインカウンセリングサービスなら

「話せる場所」を持てます。

「一人で抱え込まない」というだけで、心が少し軽くなるものです。

👉 制度が変わるのを待つだけでなく、

個人でも「今すぐできる備え」を調べて探して、持つことが大切です。


🐾 日本が変わるために

 

DVは「見えない場所で許されてしまう暴力」です。

 

でもそれは決して「仕方ないこと」ではありません。

海外ではすでに命を守る仕組みがあり、多くの人が救われています。

日本にそれがない理由は「やる気がない」としか思えません。

 

大切なのは「家庭だからこそ守られるべき」という価値観への転換。

それは法律の改革だけでなく、

わたしたち一人ひとりの意識から始まります。

 

「家庭は安心できる場所であるべき」

その当たり前を取り戻すために。

 

小さな防犯グッズを持つこと、安心できる相談先を知ること。

その一歩一歩が、社会全体の大きな変化につながっていくはずです。

 

未来の子どもたちに

「家庭は安心できる場所」と信じられる社会を残すために。

いま私たちができることを始めましょう。


 

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、

評価していただけるととても励みになります☆

「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ

あるいは、おやすみなさーい(。-ω-)zzz…


 


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