はじめに:子育てにおける父親の役割、どう考える?
子育てといえば、昔は「ママがメインでパパはサブ」というのが一般的だったかもしれない。しかし、現代の育児はまさに「共育」。父親の育児参加が当たり前になりつつあるとはいえ、まだまだ夫婦間で意見が食い違うことも多い。
特に、「夫の子どもへの接し方が厳しすぎる」「育児の関わり方に温度差がある」「もっと積極的に参加してほしい」という声は、どこの家庭でもよく聞かれる問題だ。
先日のZOOM交流会では、まさにそんな夫婦の子育て感の違いや、父親の育児参加を促す方法について話し合われた。今回は、その中で出たアイデアや考え方をもとに、パパの育児参加について深掘りしていこうと思う。
夫婦の子育て感の違い、どうすり合わせる?
パパの子どもへの接し方が厳しすぎる?
あるママが「夫が子どもに対して厳しい言葉遣いをするのが気になる」と話していた。確かに、パパが子どもに厳しく接する理由にはいくつかの背景がある。
- 「しっかりした子に育てたい」
- 「社会に出たときに困らないように」
- 「甘やかしすぎるとダメになる」
こんな考えから、つい厳しくなってしまうことがある。しかし、子どもの年齢によっては、厳しさよりも「優しさ」や「共感」の方が大切な時期もある。
特に幼少期は「言葉の影響力」が強い。厳しすぎる言葉は、子どもの自信を失わせたり、親子の関係を悪化させる可能性も。パパには「子どもがどんな気持ちになるのか?」を一度客観的に考えてもらうことが大切だ。
夫婦間で話し合うときのポイント
とはいえ、「パパ、もっと優しくして!」と頭ごなしに伝えても、なかなか受け入れてもらえないことが多い。そこで、こんな方法を試してみてはどうだろう?
✅ 「私はこう感じた」スタイルで伝える
→「厳しくしすぎるのはダメ」と言われると反発しがち。でも、「○○くん、ちょっと落ち込んでたよ」と、子どもの様子を伝えると、パパも冷静に受け止めやすい。
✅ 育児書や専門家の意見をさりげなく見せる
→「こういう研究結果があるんだって」と客観的な情報を共有すると、理論派のパパにも響きやすい。
✅ 成功体験を共有する
→「この前、○○くんがパパに褒められてすごく嬉しそうだったよ!」と、ポジティブな変化を伝えることで、意識を変えるきっかけに。
夫の育児関与をどう増やす?
「パパがなかなか育児に積極的になってくれない!」という悩みも多い。でも、パパが関わらないのは「やる気がない」のではなく、「やり方が分からない」だけかもしれない。
夫を育児に巻き込むコツ
✅ パパ専用のタスクを作る
「オムツ替え」や「寝かしつけ」など、明確にパパ担当を決めると、役割を意識しやすくなる。
✅ 成功体験を積ませる
例えば、こどもと2人でお風呂に入る、寝かしつけをするなど、成功体験を積むと「俺でもできる!」と自信がつく。
✅ 子どもと一緒に学べる場を作る
子育てイベントやワークショップに一緒に参加すると、自然と育児の知識が増える。
子どもにとって、父親の育児参加は大きな影響を与える
パパが育児に関わることで、子どもにどんな影響があるのか?
✅ 子どもの自己肯定感が高まる
→パパから褒められると、「僕(私)はすごい!」と自信を持ちやすくなる。
✅ コミュニケーション力が向上する
→パパの関わり方次第で、子どもが対人関係を築く力が育つ。
✅ 将来の親子関係が良くなる
→小さい頃から関わっておくと、思春期になっても自然に会話ができる関係に。
今のパパの姿は、子どもにとって「未来の父親像」にもなる。子どもが将来家庭を持ったとき、「自分も育児に参加するのが当たり前」と思えるかどうかは、今の親の姿勢にかかっている。
さいごに:子育ては夫婦のチームプレー
子育ては決して「どちらか一方が頑張るもの」ではない。パパとママ、それぞれの役割があるからこそ、バランスが取れる。
もちろん、夫婦で価値観が違うこともある。でも、話し合いながら少しずつ歩み寄ることで、よりよい育児環境が生まれるはず。
「夫がもっと育児に関わってくれたら…」と悩むママたちへ。
まずは、小さな一歩から始めてみよう。
パパに子どもの笑顔を見せることが、一番のモチベーションになるかもしれない。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
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