【106万円の壁が消滅】共働きパパ家庭の働き方が変わる?103万円との違いと家計への影響をやさしく解説

お金の勉強

 

💡 この記事はこんな方におすすめです

  • 共働きで、妻・夫どちらかがパート勤務をしている家庭
  • 「扶養内で働く」「手取りを減らしたくない」と考えている方
  • 「103万円」「106万円」「130万円の壁」の違いがよく分からない方
  • 社会保険や税金の仕組みを、生活目線で理解したいパパ・ママ
  • これからの働き方や家計の方向性を考えたい共働き世帯

 

家計の見直しや働き方の選択を考えるときに、避けて通れないのが「年収の壁」問題。
今回は、ニュースでも話題の「106万円の壁」撤廃について、
同じく共働きで育児に奮闘中のパパ目線で、できるだけわかりやすく整理していきます。

🐾 「106万円の壁」が消える?この意味をわかりやすく整理

 

2025年6月、「年金改革法が成立し、106万円の壁を撤廃へ」

というニュースが報じられました。

 

これまで「103万円」「106万円」「130万円」など、

“壁”の数字がいろいろあって混乱していた方も多いと思います。

 

わたし自身も最初にこのニュースを見たとき、

「またルールが変わるの?」「結局、何がどうなるの?」

と頭の中が「?」でいっぱいになりました。

 

でも今回の変更は、

「今後こうなるかもしれません」という“検討段階”ではなく、

すでに「正式に決まった」話。

 

つまり、私たちの生活や家計に確実に関わってくる“現実の変化”なんです。

 



🐾 そもそも「年収の壁」ってなに?

 

「年収の壁」とは、

税金や社会保険料を払うかどうかの“境目”を表す言葉です。

 

中でもよく聞くのが「103万円の壁」と「106万円の壁」。

 

この2つは似ているようで、実はまったく違う仕組みなんです。

 

🔹103万円の壁:税金がかかるかどうかのライン

 

給与収入が103万円を超えると、所得税がかかり始めます。

つまり、103万円までは非課税。

これが「税金の壁」です。

 

🔹106万円の壁:社会保険に加入するかどうかのライン

 

こちらは「社会保険(健康保険+厚生年金)」の話。

短時間労働者でも、一定の条件を満たすと社保加入が必要になります。

その目安となっていたのが「月収8万8,000円」=およそ年収106万円。

これが「106万円の壁」と呼ばれていた理由です。

 

🔹社会保険加入の主な条件(現行)

  • 勤務先の従業員数が51人以上
  • 週の労働時間が20時間以上
  • 雇用期間が2か月以上の見込み
  • 学生ではない

この条件をすべて満たすと、

106万円を超えた時点で社会保険料が発生する仕組みでした。


🐾 今回の法改正で「106万円の壁」はどう変わるの?

 

今回の法改正で、

「年収106万円」という数字そのものが撤廃されます。

 

つまり、年収に関係なく、

上記の条件を満たせば社会保険加入が義務化されるということです。

 

これにより、今まで「106万円を超えないようにシフトを調整していた」方々、

特にパート・時短勤務で働くママ・パパには大きな影響が出ます。

 

「壁」がなくなるというと一見良いニュースのように思えますが、

実際には“手取りが減る”という現実的なデメリットも

 

なぜなら、社会保険料(健康保険・年金)が給与から天引きされるからです。

 

たとえば年収106万円で新たに社会保険に加入すると、

月およそ12,000〜13,000円が引かれ、年間で約15万円ほど負担が増える計算になります。

 

「扶養のままでいたい」

「手取りを減らしたくない」

 

という声が上がるのも当然ですよね。

 



🐾 「損ばかり」じゃない。社会保険加入の“見えないメリット”

 

たしかに、保険料の負担は家計には痛い。

でもその一方で、社会保険に入ることで得られるメリットはとても大きいんです。

 

たとえば──

  • 病気やケガで働けなくなったとき:傷病手当金
  • 出産で仕事を休むとき:出産手当金
  • 障害を負ったとき:障害年金
  • 将来の老後に:厚生年金の受給額アップ

 

これらの保障は、扶養のままではほとんど受けられない、

または金額が大幅に低くなるケースが多いです。

 

つまり、「いざという時、家族を守ってくれる仕組み」が社会保険なんですね。

 

私も息子が生まれてから、体調を崩して休職した経験があります。

その間に傷病手当金があったおかげで、

より健康や働ける時間の大切さを痛感するようになりました。

 

もし自分が急に働けなくなったら…

そう考えると、この保障のありがたみがよくわかるのです。

 



🐾 “壁の内側”よりも“未来の広がり”を意識する働き方へ

 

これまで多くの家庭が、

「扶養内におさめるために働き方を調整する」方向で動いてきました。

 

でもこれからは、

「壁を気にせず、自分の力で収入を増やす」時代に変わっていくと思います。

 

たとえば──

  • 手取りは減っても、収入を増やして貯蓄や投資に回す
  • 在宅ワークやスキルアップで働き方の選択肢を広げる
  • 共働き夫婦で家計を“チーム戦”として運営する

 

「税金や保険料を払う=損」ではなく、

「未来への保険料」と考えると少し気が楽になります。

 

稼ぐ力を育て、保障を味方にすれば、家計の安定感は確実に増していきます。

 


🐾 まとめ:共働きパパ家庭にとって「壁撤廃」はチャンスでもある

 

この記事をわかりやすくまとめると、

  • 「103万円の壁」は税金、「106万円の壁」は社会保険の話。
  • 今回の改正で、106万円という年収ラインは撤廃。
  • 条件を満たせば、年収に関係なく社会保険加入が必要に。
  • 手取りは減るが、保障は手厚くなる。
  • 壁を恐れず「稼ぐ力」「守る力」「増やす力」を磨こう。

 

子どもが小さいうちは、どうしても家計も時間もギリギリになりがちです。

 

でも今こそ、「壁」を怖がらず、

自分たちの可能性を広げていくチャンスかもしれません。

 

わたしたちパパ世代が、働き方の意識を少しずつ変えていくことで、

きっと子どもたちが見ている “未来の当たり前” も変わっていくはずです。

 

5年後、「あのとき頑張ってよかった」と笑えるように。

一歩ずつ、一緒に積み上げていきましょう。

 



 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

 

少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、

評価していただけるととても励みになります☆

「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ

 

あるいは、おやすみなさーい(。-ω-)zzz…

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