はじめに:いい子になってほしい?それとも…
親なら誰しも、「うちの子にはいい子に育ってほしい」 と思うもの。
・人に優しくできる子
・ちゃんとお礼が言える子
・人に迷惑をかけない子
でも、ふと気づく。「いい子に育てる」って、もしかして 「大人にとって都合のいい子」に育てることじゃない?
例えば…
・親が言ったことに素直に従う
・迷惑をかけないように、大人しくする
・感情を抑えて、空気を読む
これが 「いい子」 なら、ちょっと違う気がする。
本当に大事なのは、「子どもが自分の気持ちを大切にしながら、のびのび成長すること」 では?
今日は、「いい子」と「都合のいい子」の違い、そして 親としてどう関わるのがベストなのか を考えてみよう。
「いい子」と「都合のいい子」の違い
子どもに「いい子になってほしい」と思うのは自然なこと。でも、気づかぬうちに 「都合のいい子」 に育てようとしていないだろうか?
いい子 | 都合のいい子 |
---|---|
自分の意見を言える | 大人の指示に従う |
ルールを守る | 理不尽でも我慢する |
人に優しくできる | 人の顔色をうかがう |
自分の気持ちを大切にする | 自分の気持ちを抑える |
この表を見て、「どっちの子に育ってほしいか?」 を考えてみると、親の在り方が見えてくる。
「都合のいい子」に育つとどうなる?
子どもの頃から 「大人の期待に応えること」 を求められると、こんな影響が出るかもしれない。
✅ 自分の気持ちを表現できなくなる
「ちゃんとしなさい」と言われ続けると、自分の感情を押し殺すのが当たり前に。
大人になっても、「嫌」と言えず、無理をしてしまうことも。
✅ 人の評価ばかり気にするようになる
「親が喜ぶから、これをやる」「先生に怒られるから、我慢する」
こうなると、自分の意思ではなく、他人の期待で動く人間に。
✅ 失敗を怖がるようになる
いい子でいなきゃ!と言われ続けると、失敗を極端に怖がる。
本来は失敗から学ぶものなのに、挑戦することすら避けてしまう。
こんな未来を望んでいる親はいないはず。では、どうすれば 「本当にいい子」に育てられるのか?
「いい子」ではなく「幸せな子」に育てる方法
まずは「子どもの気持ち」を尊重する
子どもにも、「こうしたい」「こう思う」 という気持ちがある。
例えば、
✅ おもちゃの取り合い → 「あのおもちゃが好きだったんだね」
✅ 遊びをやめたくない → 「もっと遊びたかったんだね」
否定せずに、まず気持ちを受け止める。 それだけで、子どもは 「自分の気持ちを大切にしていいんだ」 と思えるようになる。
「ちゃんとしなさい」より「自分で考えよう」を意識する
つい言ってしまう「ちゃんとしなさい」「早くしなさい」。でも、これって 子どもが自分で考える力を奪ってしまう 言葉かもしれない。
代わりに…
✅ 「どうしたらいいと思う?」 と聞く
✅ 「自分で考えてみよう!」 と促す
こうすることで、子ども自身が考え、判断し、行動できる力 を身につけていく。
失敗してもOK!の環境を作る
「いい子でいなきゃ」と思うと、失敗を極端に怖がるようになる。
でも、大事なのは 「失敗しても大丈夫!」 という安心感。
✅ 失敗したら一緒に解決策を考える
「そっか、こうしたら次はうまくいくかもね!」
✅ 親自身も「失敗談」を話す
「パパも昔こうだったんだよ~」と話すと、子どもは安心する。
さいごに:本当に大切なのは「その子らしく」育つこと
いい子に育ってほしい。
でも、それは 「大人の都合のいい子」 ではなく、「その子らしく幸せに生きられる子」 であるべき。
✅ 自分の気持ちを言えること
✅ 失敗を恐れずに挑戦できること
✅ 人に優しく、自分にも優しくできること
これこそが、本当に大切な「いい子」の形。
子育ては、親自身の価値観が問われるもの。
今日から 「本当の意味で、子どもにとっていい環境」 を作っていけるといいですね。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
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