子どもたちが保育園や幼稚園で「お兄さん」「お姉さん」としての自覚が芽生え、成長を感じられる瞬間って、親として本当に感動しますよね。年少さんのお世話をする姿や、クラスで率先して動く姿を見て、「我が子もついにここまで成長したか…!」と目頭が熱くなるものです。
しかし、そんな頼もしい姿も束の間。小学校に入った瞬間、子どもたちはまた「一番下」に戻ります。新しい環境、新しい友達、そして新しいルール。保育園・幼稚園で積み上げた自信や自覚が、どうしてもリセットされてしまうことが少なくありません。今回は、この「成長のリセット現象」について、楽しく深掘りしていきましょう!
「お兄さんお姉さん」の自覚が芽生えた日々
保育園や幼稚園の年長さんになると、子どもたちは一気に頼もしくなります。先生からも「お兄さんお姉さんだから、下の子の面倒を見てあげてね」と頼られる場面が増え、子どもたちは「自分はもう小さい子じゃないんだ!」という自覚を持つようになります。
例えば、年少さんのお友達が泣いていると、「どうしたの?」と声をかけてあげたり、給食の時間にお手伝いをしたりする姿を見ると、「うちの子もここまで成長したか…」と胸が熱くなりますよね。親としても、この時期の子どもたちの姿には頼もしさと感動が詰まっています。
そして始まる、小学校デビュー
ところが、小学校に入ると状況は一変。新しい環境、新しい先生、新しい友達に囲まれ、子どもたちは「新入り」として扱われます。これまでの「お兄さんお姉さん」の立場から一転して、「まだまだ小さいね」と子ども扱いされる日々…。特に、1年生の間は、上級生たちからも「かわいい新入生」的な扱いを受けるため、どこか自分の中に芽生えていた成長の意識が後退してしまうのです。
ある日、小学校から帰ってきた息子に「今日学校で何したの?」と聞いたら、彼の答えは「おもちゃで遊んだ!」。その一言に、親としての心の声が漏れました。「え、成長…停滞してない?」。
子どもの成長リセット、親としてどう向き合う?
もちろん、新しい環境に慣れるまでの間、子どもたちが成長のスピードを一時的に緩めるのは自然なこと。でも、この時期のサポート次第で、子どもたちの成長をさらに後押しすることができます。
1. 成長の「小さな芽」を見逃さない
たとえ小学校に入って「新入り」としてのスタートを切っても、子どもたちは確実に少しずつ成長しています。例えば、「自分でランドセルを片付けた」とか、「上級生に挨拶ができた」といった小さな成長を親が見逃さずに褒めてあげることで、子どもたちは自信を持つことができます。
2. 家庭で「お兄さんお姉さん」としての役割を続ける
家庭の中でも、子どもたちが「お兄さんお姉さん」でいられる場面を作るのは大事です。例えば、弟や妹がいる家庭なら、あえてお手伝いをお願いしてみるのもいいですね。「弟の靴下を持ってきてあげて」と頼むだけで、「自分は頼りにされているんだ」という気持ちが芽生えます。
3. 上級生との交流を増やす
また、地域の行事やクラブ活動などで、上級生と触れ合う機会を作るのもおすすめです。「あの人みたいにかっこよくなりたい!」という目標ができることで、子どもたちはまた新たな成長への一歩を踏み出します。
さいごに
保育園や幼稚園から小学校に進むと、子どもたちは「新入り」という立場に戻ることで、一時的に成長スピードが緩やかになることがあります。でも、それは決して「成長が止まった」わけではありません。むしろ、新しい環境で自分なりに努力し、適応しようとしている証拠です。
大切なのは、親が焦らずにその成長を見守り、必要な場面でサポートすること。どんなに小さな一歩でも、それを認めてあげることで、子どもたちはまた自分のペースで成長を続けるはずです。そして、彼らが再び「自分はお兄さんお姉さんだ」という自信を取り戻したとき、私たち親はその姿に感動することでしょう。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
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