お友達、いらっしゃ〜い!でも…?
「ピンポーン!」
今日は妻の友達が赤ちゃんを連れて遊びに来てくれる日。息子こたぷんも、玄関のチャイムが鳴るや否やソワソワし始める。そして、お客さんが入ってくるなりテンション爆上げ!
「キャッキャ!」と大はしゃぎしながら、お友達と一緒に部屋を走り回る。これは良いスタートだぞ、と親としてもホッとひと安心。
しかし、その楽しい時間は長くは続かなかった…。
「これは僕の!」おもちゃの独占宣言
しばらく遊んでいたこたぷん。ふと気づくと、お友達がこたぷんのおもちゃに興味を示し始めた。
こたぷん「……。」(無言の圧)
お友達がそーっとおもちゃに手を伸ばす…その瞬間!
こたぷん「ダメーー!!!」
すかさずおもちゃを取り上げ、自分の近くにズラリと並べるこたぷん。どうやら彼の中で「これは僕のもの!」という意識が芽生えている模様。
親たち「ちょっとくらい貸してあげなよ〜!」
しかし、こたぷんの表情は真剣そのもの。まるで財宝を守るドラゴンのごとく、おもちゃを死守している。そして驚くべきことに、普段ほとんど遊ばないおもちゃまで囲い込んでいるではないか…!
お友達のおもちゃまでコレクション!?
そして事件はさらに発展。
なんと、こたぷん、お友達が持ってきたおもちゃまで、自分のおもちゃ箱に「片付け」始めるという驚きの行動をとった。
パパ「ちょっ!それは君のじゃないから!!!」
お友達のおもちゃが次々と吸い込まれていくこたぷんのおもちゃ箱…。この執着心、もはやプロフェッショナルの領域である。
それでも気になるお友達
そんな攻防戦を繰り広げながらも、お友達が気になって仕方がないこたぷん。
近づいてはちょっかいを出し、少し離れてまた近づく。はたから見ると、「なんでそんなにお友達のことを拒絶するのに、気になるの?」とツッコミを入れたくなる行動の数々。
「実は仲良くなりたいのか?」
おそらく、こたぷんの中では、「僕のおもちゃを取る存在」として警戒しつつも、同じ空間にいるお友達に興味津々なのだろう。
さいごに:子どもにとって“所有”とは何か?
今回の出来事を振り返ると、幼児期における「所有意識」と「社会性」のバランスについて考えさせられる。
1歳〜2歳くらいの子どもは、「自分のもの」「誰かのもの」という区別がまだ曖昧で、「触ったもの=自分のもの」という認識になりがちだ。それゆえ、貸し借りがなかなかスムーズにいかず、親は「ちょっとくらい貸してあげなよ〜!」と叫ぶことになるのだ。
だが、これは単なるワガママではなく、子どもが成長する上での大事なステップでもある。
・「所有」という感覚を通じて、自分のテリトリーを理解する。
・ そして、徐々に「貸す」「分け合う」という概念を学んでいく。
これが自然な流れなのだ。
親としては、「貸しなさい!」と無理強いするのではなく、子ども自身が「どうすればお互いが楽しく遊べるのか?」を考えられるように誘導することが大切だ。
例えば、
✔ 「こたぷんが遊んでるから、終わったら貸してあげようね」
✔ 「これを貸してあげたら、一緒に遊べるかもね!」
といった声掛けを続けることで、少しずつ“シェア”の感覚が芽生えていく。
こういう経験を積み重ねていくことで、こたぷんもいつか、自然におもちゃを「どうぞ」と差し出せる日が来るのかもしれない。
そう、子どもたちは少しずつ、でも確実に成長しているのだ。
親も試行錯誤の毎日だが、「今しか見れないこの瞬間」を大事にしながら、一緒に歩んでいきたいものだ。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
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