🐾 子育て支援の現場で、あるパパがつぶやいたこと
「最近、子どもに何を言っても響かないんですよね…」
共働きパパから、こんな声を聞くことが増えています。
スマホや動画が身近にあるデジタル世代の子どもたち。
何かを伝えたいと思っても、反応が薄かったり、すぐ飽きてしまったり。
「ちゃんと関わってるつもりなのに、どこかズレてる気がする」
と感じること、ありませんか?
わたし自身、同じパパとして共感する部分も多いですし、
子育て支援をしている立場からも、このテーマは避けて通れないと感じています。
🐾 「話を聞かない」のではなく、「響く形が違う」
子どもが何かに集中していて、声をかけても無視されたように感じる——
これは多くのパパママが一度は経験する場面です。
でも、最近わたしが支援現場で気づいたのは、
子どもたちは「聞いていない」のではなく、「響くスタイル」が変わってきているということ。
いまの子どもたちは、いわば“デジタル世代”。
視覚情報、スピード、インタラクティブな反応に慣れています。
だからこそ、ただ「言う」だけではなく、
「一緒にやってみる」「触れて理解する」ことが、より響く関わり方になるのです。
🐾 「やってみたい」に火がついた、あるパパの話
あるパパが、電子工作のおもちゃをきっかけに、
子どもとの関係が変わったと話してくれました。
仕事終わりでクタクタの日、いつもならタブレットを見ている子どもに、
ふと「これ、一緒にやってみる?」と声をかけたそうです。
手に取ったのは、簡単に組み立てられる電子回路キット。
ボタンを押せば光が点く、シンプルな仕組み。
「え、光った!なんで!?」
「もっとつなげたらどうなる?」
そのときの子どもの目の輝きが忘れられない、と言っていました。
わたし自身も後日触れてみましたが、
直感的で親子で夢中になれるキットでした。
“理解する”ではなく“体験する”が先にある、
まさにデジタル世代の感性に合った知育アイテムだと感じました。
🐾 “見る”から“動かす”へ。遊びの中で育つ考える力
別のパパから聞いたのは、ロボットおもちゃとの出会いでした。
画面を使わず、ボタン操作でコーディングができるものです。
「うちの子、前に3回、右に1回とか言いながらロボット動かしてて。
間違えると『あー違った!』って大笑いしながら修正してて、
ゲームじゃないのに、こんなに楽しめるんだってびっくりしました」
触って、動かして、結果が返ってくる。
そこに“楽しい失敗”があるからこそ、考える力が自然に育っていくんだなと感じました。
🐾 リアルな体験が、子どもを夢中にさせる
恐竜が大好きな子どもに
「本物の化石を掘り出せるキットをプレゼントしたら、大当たりだった」
という話も印象的でした。
動画では何度も見ていた“化石”という存在。
でも、自分の手で発掘して、「これは本当に骨なの!?」と驚き、
発見した瞬間に「やったー!」と叫んだそうです。
「やっぱり、実物に触れる体験ってすごいですよね。
動画とは、まったく違う反応でした」とパパは話してくれました。
こうした“本物に触れる体験”は、デジタル情報を圧倒するリアルな刺激になります。
◆一緒に工夫する、という時間の価値
最後に紹介したいのは、「ピタゴラスボールコースター」
という組み立て式のおもちゃにまつわる話です。
「組み立ててもうまく転がらないときに、子どもと一緒に『どうする?』って試してみたら、
『こうしたらどう?』『今度こそ!』と、いつの間にか2人で夢中になっていて…
成功した瞬間の笑顔が本当に嬉しかったです」
この“うまくいかなかったからこそ、工夫する”というプロセス。
それこそが、いまの子どもたちにとって一番必要な力なのかもしれません。
🐾 「一緒にやってみる?」が、子育ての原点かもしれない
子育て支援の現場で、これまでたくさんのパパたちの声を聞いてきました。
みんな、子どものために何かしたいと思ってる。
でも、どうしたらうまく伝わるのか、何が正しいのか…
その答えが分からずに、悩んでいる姿がすごく印象的でした。
わたし自身も、子育てのなかで同じように迷うことがあります。
「これで合ってるのかな?」
「もっとしっかり教えた方がいいのかな?」
「でも、それって子どもにとって楽しいのかな?」
そんなふうに考えてしまう日もあるけれど、
たくさんの親子の姿を見てきて、ひとつだけ確信していることがあります。
それは——
子どもが本当に嬉しそうに笑うときって、“一緒に”何かをしているときだということ。
完璧じゃなくていい。
うまくできなくてもいい。
むしろ、パパがちょっと失敗したくらいのほうが、子どもは笑ってくれたりする。
「どう教えるか」じゃなくて、
「どう一緒に楽しむか」。
それこそが、今の時代の育児において、一番大切なことなんじゃないかと思います。
スマホや動画では得られない“親と一緒に考える時間”。
それが、デジタル世代の子どもたちにとって、いちばん心に残る体験になるはずです。
🐾 まとめ|子どもの目に、パパはどう映ってる?
子育てって、思っていたよりずっと難しくて、
想像以上に深くて、時々びっくりするくらい感動もある。
でも、そのすべてが「正解がない」からこそ、
不安になったり、落ち込んだり、迷ったりするものですよね。
支援の現場でよく出る言葉があります。
「自分がやっていることに、自信が持てないんです」
「この関わり方で合っているのか、分からないまま育児してます」
わたしはいつも、そのパパたちにこう伝えるようにしています。
「子どもは、正解を求めてるんじゃないんですよ」
「あなたが“そばにいる”ことそのものが、もう答えなんです」って。
「一緒にやってみる?」
そんな一言が、子どもにとってどれほど嬉しいか、どれだけ安心につながるか。
それは、あの小さな目がキラッと光る瞬間が、何より教えてくれます。
あなたが迷いながらも、手を伸ばして、声をかけて、時間をつくって。
その一歩を踏み出すだけで、
子どもの世界は、きっとぐんと広がっていくはずです。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
少しでも読者のみなさんのためになる記事作りにこれからも努めて参りますので、
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「こどもたちの未来をもっと明るくしたい」だから行動する。
それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .
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