イヤイヤ期、どう向き合う? 〜子どもの「イヤ!」を乗り越えるためのヒント〜

学び

はじめに:イヤイヤ期、甘く見るなかれ!

子育てをしていると必ず直面するのが「イヤイヤ期」。どんなに可愛い我が子でも、突然スイッチが入ったかのように泣き叫び、地面に寝そべり、時には物を投げつけてくる…。

「本で読んだイヤイヤ期の対処法を試しても、うまくいかない!」
「この子、まさか反抗期の前倒し?」
「もう何を言ってもダメだ…」

そんな気持ちになったことがあるパパママも多いのでは?

でも、ちょっと待って。イヤイヤ期はただの「反抗」ではなく、子どもの成長の証。親がどのように接するかで、子どもの自己肯定感や将来のコミュニケーション力に大きく影響する。

今回は、イヤイヤ期にどう向き合うべきかを、一緒に考えてみよう。


イヤイヤ期ってそもそも何?

イヤイヤ期とは、主に1歳半〜3歳頃に訪れる「自我の目覚め期」。

✅ 「自分でやりたい!」が強くなる
✅ でも、まだうまくできないことが多い
✅ だから、うまくいかないと怒る
✅ そして、親に止められるとさらに怒る

大人で例えると、スマホのアプリが突然フリーズするようなもの。自分のやりたいことを邪魔されると、脳内エラーが起きて「イヤ!」しか言えなくなるのだ。

つまり、イヤイヤ期の子どもは「意地悪をしている」のではなく、「感情のコントロールがまだ未熟でどうしていいかわからない状態」なのだ。


「こうすればうまくいく!」は幻想?

育児書やメディアでは、イヤイヤ期の対処法としてよく以下のようなアドバイスが載っている。

共感してあげる:「そうだよね、やりたかったよね」
選択肢を与える:「○○と△△、どっちにする?」
気をそらす:「あっ、あそこに○○があるよ!」

どれも有効な方法ではある。しかし、実際に試してみると…

「そうだよね」と共感したら、さらに泣いた!
選択肢を与えたら「どっちもイヤ!」と言われた!
気をそらそうとしたら「そんなの興味ない!」と怒られた!

結局、理論通りにはいかないのがイヤイヤ期のリアルなのだ。


イヤイヤ期の子どもに敬意を払うということ

「イヤ!」と言われると、つい「ダメ!」と否定してしまいがち。でも、それでは子どもは「自分の気持ちは理解されない」と感じてしまう。

ここで大切なのは、「子どもの感情に敬意を払う」こと。

子どもの意見をちゃんと聞く
たとえ理不尽でも、気持ちを受け止める
でも、譲れないルールはしっかり伝える

例えば、スーパーでお菓子を買いたいと駄々をこねて寝そべったとき。

🙅 NG対応:「ダメ!早く立ちなさい!」
→ これでは、子どもは「自分の気持ちを無視された」と感じるだけ。

🙆 OK対応:「お菓子がほしいんだね。でも今日は買わないよ」
→ 気持ちは受け止めつつ、譲れないルールをしっかり伝える。


イヤイヤ期と上手に付き合うための工夫

(1) イヤイヤを受け止める「余裕」を持つ

子どもがイヤイヤしているときに、一緒にイライラしてしまうと悪循環に…。

✅ 深呼吸する
✅ 一歩引いて冷静になる
✅ 「この子は今、自分の気持ちを伝えようとしている」と考える

「イヤイヤも成長の一部」と思えれば、少しは心に余裕が持てるかもしれない。

(2) あらかじめ「イヤイヤの回避策」を考える

  • お出かけ前に「今日はお菓子は買わないよ」と伝えておく
  • 「できたらすごい!」と褒めることで、やる気を引き出す
  • イヤイヤが起きやすい場面を事前に想定し、対策を考えておく

(3) ときには「スルー」もあり

イヤイヤが始まっても、時には「落ち着くまで待つ」のも手。無理に説得しようとせず、そっとしておくと、意外と自分で気持ちを切り替えることもある。


さいごに:「イヤイヤ期はいつか終わる」

イヤイヤ期は、いつまでも続くわけではない。

✅ 「イヤ!」と言えるのは、自分の意志が育っている証拠
✅ うまく言葉で伝えられるようになれば、イヤイヤは減っていく
✅ 「イヤイヤ」にしっかり向き合った分だけ、子どもとの信頼関係が深まる

だから、イヤイヤ期を「厄介な時期」だと思うのではなく、「子どもの成長を感じる時期」と捉えてみよう。

「イヤイヤ期の大変さ」は、やがて懐かしい思い出になる日が来る。
今しかないこの時間を、大切に過ごしていこう。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい(`・ω・´)ゞ
あるいはおやすみなさーい(。-ω-)zzz. . .


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